2021年3月、クラウドファンディング「数学マップ」、114人の方々から334,500円をご支援頂き、人生マッププロジェクトスタート!

「2020年6月30日またここで会おう」のすすめ_3

ボン・ヴォヤージュ

「ボン・ヴォヤージュ(bon voyage)」って言葉を聞いたことがあるかと思いますが、僕はこの挨拶がけっこう好きなんですね。
これはフランス語で「よき航海をゆけ」という意味で、見送りの際なんかに交わされるんですけど、もともとは船長同士の挨拶になります。
自分の船を持っている船長っていうのは、リスクを自ら取っている人で、意思決定者なんです。公開において意思決定をする立場にない船員は、「ボン・ヴォヤージュ」って挨拶は、しないんですね。
(中略)
「俺たちはお互いに自分の判断でリスクを取っている」ということに対する経緯があるから、余計なことは言わずに、ただ「よき航海を」なんです。
そういう、自立した人間たちの挨拶だってことを覚えておいてほしくてですね(中略)このなかから少しでも自分がやれることをやって、世の中を変えてくれる人がいたらいいかなと。

リスクとリターンの関係を正しく理解できている人は少ないでしょう。日本人は貯金が大好きで、リスクはできるだけとらない方がいいと考える人が多いでしょう。大学まで行っておいた方がいい、大企業に就職しておいた方がいい、できる事なら公務員の方がいい。リスクは少ない方がいいと考える。
しかし、本当にその選択肢はリスクが小さいのでしょうか。貯金をしていればインフレに対応することはできません。変化が激しく、流動性の高いこのご時世に大企業や公務員が本当にリスクの小さい選択肢と言えるのでしょうか。
また、多くの人が「安定」を求める。「安定」とは「安く定まる」と書きます。大企業に入ったり、公務員になって、安定を目指した結果、どれだけ多くの人がお金が欲しいと喚くのでしょうか。

パチスロをしたり、転売をしたりする中で、少しずつですがリスクという言葉の意味を分かってきました。リスクを取る事でリターンを得ることができる。お金が欲しいのであれば、必死になって残業するのではなくて、リスクを取らないといけない。リスクを取らないものにお金は回ってこないでしょう。
このリターンというのは、決してお金だけに限った話ではありません。達成感や幸福感といったものすらも、リスクを取らないとえられない。スカイダイビングだって、死ぬかもしれないリスクを取っているから楽しい。そんなものではないでしょうか。

仕事にしたって、遊びにしたって、リスクを取らないと楽しい事なんて起こらない。わざわざ自分でこんなことしませんかって提案したら、当然業務は増えるだろう。だけど、自分で提案した仕事だからこそしっかりと権限を委譲してもらうことができて、そうやって任された仕事をやり遂げた時に達成感を持つことができる。友達にはしっかりと意見しないといけない。厳しく意見したら嫌われるかもしれない。だけど、意見し合えるようになって初めて信頼関係をが生まれる。

人生はリスクを取る事から始まる。リスクを取らなかったら、何のリターンも得ることはできない。お金もなければ、やりがいもない。達成感もなければ、幸福感もない。そんな人生を送らないためにも、リスクを取って挑戦を続けることが必要不可欠だ。
リスクを取って、人生という航海に出る。
『ボン・ヴォヤージュ』

まとめ

いかがだったでしょうか。3日にわたって紹介した一冊でしたが、非常に学ぶことが多い一冊でした。
言葉の使い方やパラダイムシフトから始まり、交渉を挟んで、最後は人生を成功で終わらせるためにどう考え、どう選択していけばいいのかを教えて頂きました。
ぜひリスクを取って、人生をリターン溢れる楽しいものにしていってください。せっかく生まれてきたからには、最大限楽しんでから死にたい。830はいつもそう思っています。そのためにもリスクを取るという事は必要不可欠なのです。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。