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「採用基準」のすすめ_2

リーダーシップは今から発揮する

リーダーシップの訓練方法は、できるようになるまでは、先輩がやるのを見ながら学んでいくというスタイルではありません。多くの場合、とりあえずやってみて、本当にできない部分だけを誰かに助けてもらうという実践的な方法で鍛えられます。「できるようになったら、リーダーシップを発揮する」のではなく、「リーダーシップは今すぐ発揮してください。できない部分については、次回からどう改善すればいいかを学びましょう」というやり方なのです。

飲み会の幹事のやり方なんて誰も教えてくれません。自分で何が必要なのか、何を行わないといけないのかを考える、分からなければ誰かにアドバイスをもらうのです。そうやって幹事をこなしていく中で、もっとこうした方が良かったなってブラッシュアップしていけばいいのです。大声を出しても怒られないようなお店を選ばないといけないなとか、二次会のお店も予約しておけばよかったなとか、ちゃんと前日にリマインドを送るようにしようとか。

それは幹事だけじゃなくて、仕事でも同じでしょう。100%知識をつけて、何でも一人でできるようになってから仕事をするなんてことはありません。とりあえずやってみて、分からなければ誰かに聞けばいい。そうやって繰り返していく中で、自信も生まれるし、実力もついていく。
なんとなく言われた仕事をこなすんじゃなくて、「この仕事は僕に任せてください」って宣言するんです。そしたらその仕事に対して愛着も湧いてきますし、自分がやらないといけないっていう責任感も生まれます。仕事の主導権を握って、リーダーのポジションに立つんです。そうしないといつまで経ってもリーダーシップは学べません。
いつまでも、一参加者として会議に出ていてはいけないのです。会議を主催する側にならなければ、いつまでも優秀なメンバーになれないのです。会議を主催することの大変さを知らないと、会議にコミットすることはできないのです。30歳、40歳になってから、会議のやり方を学ぶなんて遅すぎるんです。今から会議を主催する側になりましょう。何が問題で、何を決めないといけないのかを提示する側になりましょう。いつまでも金魚の糞みたいに上司の後ろを付きまといながら会議に参加していたって何の成長もありません。

リーダーシップというのは試行錯誤の中で育まれていくものです。試行錯誤しなければいつまで経ってもリーダーシップを学ぶことはできません。ぜひ何事においても、参加する側ではなくて、主催する側に回ってみてください。きっと違う世界の見え方があるはずです。それがリーダーシップです。

まとめ

今回はリーダーシップがある人とない人について考えてきました。
リーダーシップがある人、ないひと、あなたはどっちの人が優秀だと思いましたか。どっちの人になりたいと思いましたか。どっちの人が社会から求められていると思いましたか。
それが全てです。リーダーシップを学びましょう。勇気をもっていろんなことを主催してみましょう。

会社の会議一つとっても改善するところはたくさんあるでしょう。あなたの参加している会議は適切に運営されているでしょうか。
会議を円滑に進めるためには、事前に何をinputしておいてほしいのか、会議を通してどんなoutputを出すのか、どういうagendaで会議を進めるのかを、すべてのメンバーがきちんと把握していないといけません。これらの点について、事前共有がされてないままに行われている会議はすべて準備不足です。無駄な議論が繰り広げられて、何の意思決定も生まれない。
もしこんな会議が行われている、こんな会議に参加しているのだとしたら、声を上げてください。私に仕事を任せてくださいと。そうやってリーダーシップは自分で手に入れていくものです。勇気を出して仕事を取りに来ましょう。やらされる仕事じゃなくて、自分で取りに行った仕事は、きっと楽しいはずです。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。

P.S.

リーダーになるために、神がかったカリスマ性や生まれながらの卓越した能力、溢れるような人間的魅力が不可欠というわけでもありません。リーダーとは何をすべき人なのか、そのためにどう振る舞うべきかを理解し、小さな場面でそれらを体験して成功体験を積み重ねることにより、ごく普通の人がリーダーとして活躍できるようになるのです。