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「買う」という行為は、「消費」から「応援」へと変わる

消費者の志向がモノからコトへの変わる現代において、「買う」という行為の本質が変わっていく。消費者はモノを買うのではなく、その商品の裏にあるストーリーを買うようになるのである。
「買う」という行為が、「消費」から「応援」へと変わっていく。そんな時代の流れに注意を払いながら、ビジネスを考えていかないといけないでしょう。

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目次
  • 買う=応援する
  • 圧倒的透明性
  • まとめ

買う=応援する

未来の消費者である若者たちの変化は、もっと生活に近い現場からも感じ取ることができます。今の中高生たちの間で、「エシカル」という言葉が多いに共感され、定着してきていることも、その一例です。(中略)エシカルは、倫理観と日本語訳されています。倫理的な価値観でものを選ぶという意識の台頭は、物質社会の行き過ぎに対する若者たちの姿勢とみることもできます。
(中略)
れは「買う」の概念が、「応援する」に近づいていることの表れでもあるでしょう。(中略)
応援者、ファンをいかに増やすか。問いに答えたその先に、新しいマーケットが広がっているのです。

「買う」という行為は単なる商品を手に入れるための行為ではなくなっていく。「買う」という行為は、その商品を売る企業に賛同し、応援するということ意志表明になっていく。
だからこそ企業にとって何が大切になってくるのかというと、企業の意思を表明することだ。どんな未来を描き、どんな社会を作っていきたいから、企業活動を行っているのかを表明することだ。そうすることによって、それに賛同してくれるファンが集まってくる。もし企業が意思表明を行わず、企業の方向性が見えなかったとしたら、消費者は商品の裏のストーリーを感じることができない。これからの時代、そういった商品は売れないだろう。

まだまだモノ志向の価値観が社会には根付いている。価格競争とか、商品性能とか、そういうものだけで競い合う時代は終わったのだ。これからの時代に大切になってくるのは、ストーリーだ。どんな理念を持つ企業から商品を買うことができるのか。その商品を買うことでどんな企業を応援することができるのか。その企業を応援することでどんな社会を作っていくことができるのか。
価格・性能と同様に、ストーリーという観点を持つことがこれからのビジネスには大切になってくるのです。