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株式投資の基本

今回からは「教養としての投資入門」を紹介します。非常に分かりやすい簡単な書籍なので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。投資だけに限らず、生きていく上で非常に参考になるものの考え方ではないかなと思います。


目次
  • 安定投資のために守るルール
  • 運の質を上げるステップ
  • まとめ

安定投資のために守るルール

自動投資からあなたが未来に得られるアウトプットとは、世界が今よりもよくなる限り、必ず得られる世界経済から保証された贈り物なのです。ただ、この保証された贈り物を享受するためには、必ず守らなければいけない三つのルールがあります。
そのルールが、「長期」「分散」「自動化」です。
ほとんどの人はこのルールを守らず、短期・集中・手動で投資を行っています。ルールを理解せず、守らないことで損して、「投資はリスクが高い」という大きな誤解が生まれているのです。

近年話題になっているのは、インデックス投資です。個別銘柄を買うというのは非常にリスキーであり、インデックス投資信託を長期で保持するというのが、安定収益に繋がると言われています。
安定投資のために重要になるのが、「長期」「分散」「自動化」です。それらを実現できるのがインデックス投資なのです。

インデックスとは日経平均のような株価指標のことを表し、それに連動するように株を買うことをインデックス投資信託と言います。日経平均は国家の経済指標であり、それを引き上げるために国家がいろんな政策を打つのです。だから、国が存在する限り、インデックスは成長するようになっています。当然ながら、短期的にはインデックスも上がり下がりしますが、長期でインデックス投資を保有すれば、かなりの高確率で黒字になると言えるでしょう。

日経平均とは東証一部上場銘柄から選ばれた225社の株価を基に算出されている。つまりインデックス投資を行うということは、日経平均であれば225社に分散投資するということである。個別銘柄であれば乱高下に合う危険性がある一方で、分散投資していれば、その影響がならされるというメリットがあります。
個別銘柄を買いながら分散投資を行うというのは資金的に非常にハードルが高いため、100円から分散投資を始められるインデックス投資がおすすめされているわけです。

そして最後に重要になるのが自動化です。株式投資によって損失を生み出す一番の原因は、やはり自らの私利私欲です。自分の気持ちに任せて投資をするというのは非常に危険であり、だからこそ感情を挟まないように自動化してしまうのが最適です。「毎月1万円、投資信託を購入する」というような設定をネット証券などで行って、完全自動化するといいでしょう。