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830の社会人生活_25_ゴルフのすすめ_2

ゴルファーはゴルフを通してリスクマネジメントを学ぶことができます。意思決定を求められた際にしっかりとメリット・デメリット、そのリスクを考慮した上で選択をすることができるでしょう。「勝負してウッドを握ればパーが取れるかもしれないが、失敗するとダブルボギーになる可能性が高くなる。安全にアイアンを握れば最悪でもボギーには収まるだろう。さあどうする?」といった選択を何度となく繰り返されるのがゴルフです。
人生は選択の連続ですが、その選択のほとんどは無意識下で行われています。多くの人にとって、しっかりと向き合えている選択の数はそれほど多くはありません。そんな中でゴルフは選択のスポーツなのです。何度となく選択を繰り返し、その結果としてスコアが出てくる。ゴルファーは意思決定の経験値が格段に高いのです。
選択を下す中でリスクを考えるというのは当たり前のことですが、それを正しく評価するためには経験が必要です。そういった意味でゴルファーは真剣に向き合った経験の数が圧倒的に多く、信頼できる存在なるでしょう。

そして最後に前回の記事でも書かせて頂いた自分を客観視する力について考えましょう。ゴルフを通してコペルニクス的転回を経験したゴルファーは、自分のことを客観的に分析をすることができるのです。自分のことに限らず、事業を進めるのであれば事業自体を客観的に分析することができるでしょう。事業を進める中でがむしゃらに努力するのではなくて、どこが急所になってくるのか、どこが些末な部分なのかを判断してから力配分をしてくれるでしょう。
ゴルフで言えば、自分のスコアを分析してどこが自分の弱みなのかを考える。練習場に行ってとりあえず全部のクラブを振っていくというのではなくて、アプローチを練習するのか、ドライバーの精度を上げるのか、パターを繰り返すのか、限られた時間の中でどこがクリティカルになるのかを考えてから時間配分を考えるようになる。
文字にしてしまうと当たり前のことですが、ほとんどの人がこういう思考ができていない。とりあえず目の前にある仕事に時間を割いていく。しかしそれでは効率的な仕事はできない。手元にあるリソースを考えて、どこがクリティカルになるのかを見定めてから、リソースの割き方を考えていかないといけない。その経験を日々の趣味の時間で積んでいるのがゴルファーです。

ゴルフはただただ面白い趣味なのではなく、人として成長させてくれるスポーツです。優秀な人の中にはゴルフを趣味にしている人はたくさんいます。
ぜひゴルフを通してたくさんの成長を手にして頂ければ幸いです。