- 若者への批判
- まとめ
若者への批判
動物であろうと、植物であろうと、いつの世でも主として優秀なのは”年下”で、これは抗いようのない自然界のルールだ。
若者世代への批判は、そのほとんどが”進化への乗り遅れ”に他ならない。だから僕は年下を肯定するところから考え始めるようにしている。
環境は常に変わっていく。そんな世界の中で大切なのは、環境に順応する能力だ。
生物学者のダーウィンは、「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」という言葉を残している。
生物は子孫繁栄を繰り返す中で環境に適応してきた。常に下の世代というのは、上の世代が対峙した困難に順応できるように進化を続けてきた。そうすることで種として環境の変化に順応してきたのである。
そういう観点から言って、下の世代というのは常に上の世代よりも優れている。多くの人は上の世代の方が、知識も経験も豊富であって、優秀であると考えるかもしれない。しかし、これだけ変化の激しい時代にあって、上の世代が持つ過去の環境に基づく知識や経験がそれほどまでに価値があるとは言えない。むしろ現環境と性質の異なるそれらの情報は、環境への順応を遅らせる足かせとなる。
下の世代が、自分の価値観にそぐわないからといって否定するというのはもっての他である。下の世代の価値観を理解することこそが、環境変化への順応そのものである。下の世代から学べることはたくさんある。下の世代の考え方を否定し、自分の価値観に洗脳する行為は種の退化の助長以外の何物でもない。
下の世代の方が優れているという自然の摂理を理解した上で、関わり方を省みるべきである。それが変化の激しい現代を生き抜く唯一の方法である。
まとめ
「下の世代の方が優れている」というのは、疑うことのできない自然の摂理である。しかしながら、この考え方は多くの人の直感と反することだろう。
しかし、変化の激しい現代社会において、この傾向は強くなっている。下の世代は自分たちが知らないような言葉を使い、アプリを活用する。もはや、経験や知識に価値がないことを認めない限り、環境の変化についていくことはできない。
無駄なプライドは捨て、若者からいろんな情報を得て、環境の変化に順応していく。
それが現代を生き抜く唯一の道である。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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