830の印象
この本を読んで、
830はまさに若者世代の価値観だなと感じました。
就活の時もそうでしたが、
その仕事をすることでどのように社会に貢献する事ができるのか
が830の中では大切な軸の一つでした。
親と話をすると、
給料・ブランド・安定・信用といった点について食い違い、
いつも自分の考え方は理解してもらえませんでした。
最終的には、
自分の人生だから自分でしっかり選択しなさい
みたいな投げやりな感じになる始末。
この本を読んで、
根本的な考え方の違いがあって、
そういった所をお互いにしっかり認識しておかないといけなかったのかな
と感じました。
それぞれ幸せに対する価値観の違いはありますが、
先ほど挙げた5つの要素、
達成・快楽・没頭・人間関係・意味合い
はいずれも幸せを成立させるための必要条件であって、
欠けてはいけないものだという事です。
お金や名誉というものは幸せを成り立たせる必要条件であって、
人間関係や意味合いというものも幸せを成り立たせる必要条件です。
しかし大切なことは、
いずれも十分条件ではないという事です。
お金や名誉があれば必ず幸せになれるわけではありませんし、
人間関係や意味合いがあれば必ず幸せになれるわけでもありません。
こういった観点からいって、
親の言い分、830の言い分
どちらも正解であって間違いであったという事できます。
にも関わらず、
自分は正しくて相手が間違っている
という考え方で議論していては折り合う事はできるはずもなかったのでしょう。
「FACTFULNESS」
という名著では、 次のように書かれています。
人間は物事に対して白黒をつけたがる。
「FACTFULNESS」
そうする事で物事の理解がスムーズになるからだ。
しかしながら世の中の事象はグレーなものばかりだ。
まさに就活の時にこの考え方が身についていれば、
もう少し親のいう事もかみ砕いて理解する事ができたかもしれません。
会社に入っても、
今回の本にあったような、
根本的な価値観の違いから生まれる意見の相違に、
出くわすことは少なからずあると思いますが、
こういった考え方をしっかりと念頭に置きながら、
会話をすることで、
相手のこともより理解でき、
自分の意見もしっかりと本質を伝える事ができるのではないかな
と感じました。
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