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情報社会を生き抜け

bundles bales of paper documents. stacks packs pile on the desk in the office

ネットが普及し、情報社会がどんどん進展していく。
毎日溢れるほどの情報に囲まれ、埋もれていく。
この情報社会をどう生き抜くのか。


目次
  • 情報は溢れている
  • まとめ

情報は溢れている

社内にこんなにデータが埋もれているとは知りませんでした。
(中略)
「その気になって見れば、情報は目の前にたくさんあるのさ。それに意味をつけて、社内に発信してくれる奴がいるかどうかだ」
これまでファイルにしまいこんでいた書類から、私が思いもよらない解釈が次々出てくるので、私としてはちょっとショックでしたね。

現代はネットが普及し、情報量は膨大になった。
溢れんばかりの情報に囲まれている。
それでもなお、仕事をしていると新たな情報を欲しがるようになるから不思議である。
こんなに情報に囲まれていても、まだ必要な情報は手元にないと信じ込んでいる。
しかし多くの場合そうではない。情報は手元にあるのに気づけていないだけなのだ。

これまでの情報がクローズだった時代は情報自体に価値があった。情報を持っているというだけで優位な立場にいることができた。
しかし情報がオープンになった現代は違う。情報自体ではなくて、情報を解釈するスキルに価値が生じ始めた。
世の中に溢れる情報をどれだけ価値ある形に解釈していくことができるか。それが重要なのだ。

食べ物が少ない貧困の時代は、野菜を持っているだけで強い存在だったかもしれない。しかし、食べ物に溢れる現代において野菜を持っていることになんて大して意味はなくて、どれだけおいしい料理に加工できるかに重きが置かれるようになったのだ。
ある知り合いの農家はこんなことを言った。「一年かけて作った野菜は100円にしかならないのに、それをたった30分調理しただけで1000円にも2000円にもなる。不条理な世の中だ。」

説明をする時、プレゼンをする時、ただただ情報を垂れ流しにしてはいないだろうか。もはや生の情報を求めている人なんていない。求められているのは、美味しく調理された情報だ。
文字で溢れかえったパワーポイントを配って誰が喜ぶのだろうか。相手が求めているのは的確に情報の取捨選択が行われ、分かりやすくまとまった発表だ。

改めて自分の情報との向き合い方を見直してみてはどうだろうか。

まとめ

情報がオープンになった現代において、情報は誰しもに等しく与えられている。そこで差がつくのは、その情報をどう解釈するかである。同じ情報の中で、あなただけの解釈があれば、周りと差別化していくことができる。

もうあなたは全ての情報を手に入れている。あとはそれをどう解釈するかだ。
何かを知りたいのであれば、直接それを知ろうとするのではなくて、それを知るために何か他の道筋がないのかを考えてみるべきだ。あなたが知りたい大抵の情報は、既存の情報から類推することができる。それが情報の解釈だ。

情報をどう使いこなすか。
それが情報社会を生き抜くための鍵になる。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。