- 論理性と熱き心の結合
- まとめ
論理性と熱き心の結合
日本のビジネスマンの多くはいま、熱くなることを忘れている。「論理性」と「熱き心」の結合、それがいま日本のビジネスマンにもっとも求められていることではないか。それなくして、本書で言う「戦略的経営者」への道を見いだすことはできないと思う。
最近の書籍は論理的思考力ではなく、デザイン思考力を協調するものが多い。
論理力が注目されるようになって久しい。
教育システムが底上げされ、もはや誰もが論理的思考力を身につけている。
そんな現代において、他者と差別化を図れるのはデザイン思考力しかないのだ。
自分の価値観を持ち、自分にしか思いつかいないような発想で、誰にも負けないような熱意で、ものごとにコミットできる人材が求められている。
論理力はもはや持っていて当然のスキルに過ぎない。そんなものを意識して学ぶ必要なんてない。大学受験のために少し勉強をすれば、論理力なんて簡単に身に付く。
これからの時代は、「論理性」と「熱き心」の結合がカギだ。
会社でディスカッションしていても論理的な話にしかならない。
「僕はこんなことがやりたいんだ」、「僕はこれが好きなんだ」っていう熱い心に触れることはできない。
「こうした方がいい」「こうあるべきだ」みたいな冷めた発言ばかりで、全然ワクワクしない。
これが日本社会の弱点化と思い知らされる。
冷静に考えて誰しもが思いつくような選択なんて何の意味もない。レッドオーシャンに飛び込んで、アップアップして生きていくのだろうか。
普通の人なら選ばない選択肢を自分なりの柔軟な思考力で切り開いていく。そうすることでブルーオーシャンを優雅に泳いでいくことができるのである。
論理でガチガチの頭になってしまってはいないだろうか。
柔軟な頭を持って、誰も選ばないような、ひやひやするような選択をしてみてはどうだろうか。
一見危険極まりないような選択肢が、実は一番安全な選択肢なのかもしれない。
まとめ
誰も選ばないような選択をするのは簡単なことではない。
普通に生きていれば、マジョリティの価値観に流され、個性的な発想ができなくなってしまう。
マイノリティな提案をすれば、冷ややかな目で見られて仲間外れにされるだろう。
しかし、そこで立ち止まってはいけない。
自分が選んだその選択肢が、本当に正しいと思うのであれば、その道を突き進め。
その狭く険しい道を抜けた先に、広く雄大なブルーオーシャンが待っている。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。