- 4つの高収益パターン
- まとめ
4つの高収益パターン
経済学の中で、経済的になるパターン(言い換えれば、利益をもたらすパターン)が議論されています。主要なものは、以下の4つでしょう。(中略)
<利益をもたらすパターン>
・規模の経済性(Ecomonies of Scale)
・範囲の経済性(Economies of Scope)
・密度の経済性(Economies of Density)
・ネットワーク外部性(Network Externality)
事業の収益を大きくしていくためには上記のパターンを意識しながら考えていくといいそうです。
規模の経済性。
ロットを大きくすることで経費を抑えることができる。同じものでもまとめて買うと単価が下がることがありますし、工場を作る時も大型にした方が単位量当たりの経費が小さくなります。
範囲の経済性。
様々な事業を手掛けることによってシナジーが生まれます。近年は経済圏という言葉をよく耳にします。楽天経済圏やAmazon経済圏といった一つの経済圏の中で様々なサービスを利用するとお得なように、逆に企業は様々な事業を手掛けることでシナジーが生まれて収益が増大しやすい傾向にあります。
密度の経済性。
事業を手掛ける時に密度に注意すると経費を抑えることができます。セブンイレブンは同じエリアに多数の店舗を設置し、配送サービスなどを共有することによって店舗当たりの経費を落とし、安い商品価格を実現しているのです。非常に新しい視点で新鮮でした。
ネットワーク外部性。
ユーザー同士のネットワーク等を利用することで収益を増大させることができます。近年は口コミが重視されるようになってネットワーク外部性の重要性が高まっています。口コミをうまく使っていくためにも、一人ひとりのユーザーをアフターフォローまで懇切丁寧に扱うことが重要になっていくのではないでしょうか。
それぞれ4つの収益向上パターンは理解して頂けたかと思います。
読者の皆様の携わる業務・事業において、どの考え方を応用していくことができるのか、ぜひ考えてみてください。きっと新たなソリューションが生まれてくるのではないでしょうか。
まとめ
今回は4つの収益向上パターンを紹介させて頂きました。
その中でも密度の経済性は非常に興味深かったです。
また、インターネットが普及したこれからの時代はネットワーク外部性の重要性がさらに高まっていくかと思います。
ぜひ今一度目を向けてみて頂ければと思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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