一つ目は、「書籍に書いているような大企業病が本当に存在すること」です。
無駄な会議はたくさんあるし、ほとんどの人が仕事に忙殺されている。仕事のプライオリティが明確ではないし、社員同士のコミュニケーションは不十分。論理力が足りず意味不明なメールがたくさん来るし、誰も責任を取って決断をしない。
そして何より、なんのために働いているのかを明確に持っている人が少ない。会社の方針は曖昧で、どこを目指しているのか、目の前の仕事が何の役に立つのかが分からない。社員はそういったぼやけた環境で働いているということも気づかず、言われるがままに仕事をこなす。
これまでたくさんの本で読んできた現実を目の当たりにした。そんな環境でどうやって生きていくのか、そんな環境に染まってしまわないように自分と語り合う時間を持たないといけないと再確認した。
二つ目は、「多くの人が現状を打破しようともがいているものの、変わらない現実があること」です。
そんな大企業病を問題視してどうにかしようと考える人がいる一方で、変わらない現実があることも知った。会議をどうにかして効率良くしたい、もっと社員同士のコミュニケーションを充実させたいと考える人がいる一方で、変わらない現実がある。
それはどうしてなのか。それは常識に囚われているからではないだろうか。上の人がこうしようって偉そうに制度改革を行ったって会社は変わってこなかった。だから、今の現実がある。現状を打破できるのはいつも若者だ。若いエネルギーが社会を変える。それは会社でも同じだ。
同年代の仲間が頑張っていたらみんな応援したくなるはずだ。若い人が頑張っていたら、年配の人だって応援してくれるはずだ。だから、若い人をリーダーに据えなければいけない。
若いやつは何も知らないから会社を任せられないのだろうか。830はそうは思わない。若く未熟なやつだから、たくさんの人が応援してくれる。未熟な若者が精一杯頑張り、経験豊富な先輩がそれを応援しようと思える環境を作ることで、会社全体で現状を変えていくことができるのではないだろうか。
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