2021年3月、クラウドファンディング「数学マップ」、114人の方々から334,500円をご支援頂き、人生マッププロジェクトスタート!

830の社会人生活_33_2年目

三つ目は、「誰かが正解を持っている訳ではないこと」です。
830は新規事業開発の部署で働いています。仕事の中で、技術的な質問に答えないといけないことや、お金の話をしないといけないこと、プロジェクトの工期について答えないといけないこともある。技術的な話は技術部に、お金の話は営業部などに、工期についてはプロジェクトを動かしていく部署に質問すれば、これまでの経験の下にざっくりと答えを出してくれるのかと思っていた。しかし、新規事業開発ということもあって、どこの部署に質問したって何も答えを返してくれないことを知った。みんな手探りで事業開発をしていて誰かが答えを教えてくれるわけではない。どこの部署も責任を避けるために曖昧な回答しかせず、それを元にお客のところにいけば、当然話は進むことなくスケジュールだけが遅れていく。
誰かが答えを持っているという前提を捨てて、案件を担当している人が責任をもって答えを作り上げていかないといけないのだと知った。

三つ目と関連するが、四つ目は、「担当者が決断を下していかなければいけないこと」です。
会社という上下関係の中で、830は上の人が責任をもって決断をしてくれるものだと勘違いしていた。しかし、上の人に相談しても、意見を言ってくれるだけで決断をしてくれるわけではない。誰も責任を取りたくないから、曖昧な回答で明言を避ける。
だからこそ、担当者が決断を下していかないといけないのだということを知った。結局、責任を取るのは上司で、何の責任も負わされない担当者がどんどん決断を下していかないとスケジュールだけが遅れていく。こういう根本的な会社のルールを一年を通して学ぶことができた。どれだけ上が責任を避けようとしても、下の責任を取るのは上司、それが会社のルールだ。だから、何の責任のない担当者がその仕組みを利用してどんどん動いていかないといけないのだ。

あっという間の一年でしたが、学んだ大切なことは、他にもたくさんあります。今年学んだことを活かしていけるように二年目はもっと頑張らないといけないなと考えさせられました。