まとめ
経験のない若手社員と経験豊富な年配社員では当然考え方が違う。
繰り返しになるが、どちらが正しいと言っているわけではない。
きっと、どちらも正しいし、どちらも間違っている。
ダイバーシティインクルージョン。いろんな価値観があるからこそ、適切な判断を下すことができる。
しかし、一般論として、経験豊富な社員の方が正しい判断ができると思われている節を感じる。
「何も分かってないくせに」「実績をあげてからモノを言え」
実際に言葉に出さなくても、そんな風潮を実感するし、多くの若手社員はそんな負い目を感じているだろう。
しかし、830がここで宣言したいのは、「経験が足かせになる」ことだってあるということだ。蓋然性の低いリスクの検討に時間を使って、日本の企業はどれだけのチャンスを逃してきたのだろうか。
「リスクが顕在化しなかった結果論に過ぎない」という人もいるだろう。しかし、適切にそのリスクの期待値を把握できていたのだろうか。起こりもしないリスクにどれだけ予防線を敷いたところで何の意味もない。
変化の激しい現代において、「経験がない」ことの価値が高まっている。「経験がない」からこそアグレッシブに行動することができる。それが若者の価値である。
「経験がない」からと黙りこくっていては存在意義はなんてない。「経験がない」からこそできるアグレッシブな意見を言わないといけない。採用されなかったとしても、革新的な意見を言うことで、議論の均衡を保つことができる。
どんな立場であったとしても意見しろ。
意見しないのであれば、存在しないのと同義だ。
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