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「仕事2.0」のすすめ_概要

第4章 人生100年時代に求められる働き方

人生100年時代では日本型終身雇用は終わりを告げ、個人の能力そのものが評価されるようになっていきます。成果主義となって、仕事ができない人はすぐにリストラされていきます。成果主義の世界において大切なのは「今どこにいるか」という地位ではなく、元いた場所と今いる場所にどれだけ差があるのかという事です。どれだけ自分が変わる事ができたのか、常に変化できること・成長し続けられることが求められるのです。
そういった文脈で著者は「ルーキー」という言葉を挙げています。まっさらの状態で新しい事をどんどん吸収していくルーキーが活躍する時代であり、中途半端なベテランこそ危険だと述べられています。しかし注意したいのは、「ルーキー」というのは年齢を指しているのではなく、変化を恐れず、新しい事を学ぼうという意欲を持った人を指しています。ある調査では、最も成果を上げた「ルーキー」は、これまでやったことのない仕事にとりかかった、中堅どころのプロフェッショナルや脂の乗ってきたエグゼブティブだったそうです。
つまり、年齢関係なく、新しい挑戦を続けることが大切になる時代だという事です。今の業務について、難なくこなすことができるという人は注意必要だと書かれています。今取り組んでいる仕事の難易度と、仕事への満足度の間には強い相関があるそうです。仕事をするにあたって困難を感じなくなってしまったら注意が必要です。新しい挑戦を始めましょう。
いつも挑戦は苦しいものではありません。仕事の難易度と楽しさは無関係です。簡単な仕事をしているから楽しくて、難しい仕事をしているから苦しいという訳ではありません。楽な仕事をしていても苦しい事は多々あります。ゲームをする時に初心者モードだけしかしない人なんていませんよね。ハードモードにこそゲームの本当の楽しさがある。挑戦していて楽しいと思える難易度の高い仕事を始めればいい。仕事を選ぶ時に楽しそうかどうかという視点を加えてみてください。楽しかったら頑張れます。頑張れば稼げます。結局、給料が良くなるかどうかは仕事を楽しんだかどうかだと830は思います。