「入社一年目の教科書」のすすめ_1

頼まれなくても議事録を書け

わざわざ指示を出されないかもしれません。それでも、会議の議事録の作成は自分の仕事だと思って、頼まれなくても率先して取り組んでみてください。
（中略）
そして、遅くとも24時間以内に上司や先輩の手元に届けるのです。もっと早く仕上げられるならば、そのほうがベターです。早ければ早いほど。チームにとってもあなたにとってもプラスになります。

「入社一年目の教科書」　岩瀬 大輔

本書の中では、「議事録は時系列で書くな」ということが強く書かれています。時系列ではなく、会議の内容を理解し、要点をつかみ、体系的に議事録を書くことが大切だと。

読書を勧める人の多くは、読書をすれば要点を選りすぐる力が身につくといいます。本というのは9割が蛇足で、要点は1割だけであって、読書を続けることでこの大切な1割を見抜く力が身につくのだと。同様に会議においても大事なポイントを見抜いて、議事録という形で分かりやすく整理するという作業はいいのではないでしょうか。

会議で要点を見抜くためには、まず会議のアウトプットを確認しておかないといけません。予習がとても大切になります。予習をしていれば、会議の中でも要所要所をとらえた意見をすることができ、みんながそうしていれば無駄な会議はなくなります。
会議の手法として、830は「すごい会議」というものを推薦しています。参考になる本なので、是非読んでみてください。

すごい会議 短期間で会社が劇的に変わる！ [ 大橋禅太郎 ] 価格：1540円（税込、送料無料) (2020/4/3時点) 楽天で購入

まとめ

「入社一年目の教科書」では本当に当たり前に必要なことをたくさん提示してくれます。しかし、自分を見つめ直してみるとできていないことがたくさんあることに気づかされます。
「こんなん当たり前やん」と呼び飛ばしていくのではなく、しっかり立ち止まって、自分ができているのか確認してみてください。そして出来ていなかったらどうすればできるようになるのかしっかり考えてみてください。自然とできるようになる仕組みを考えてみて下さい。

入社1年目の教科書 [ 岩瀬大輔 ] 価格：1571円（税込、送料無料) (2020/4/3時点) 楽天で購入