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「嫌われる勇気」のすすめ_2

今回も「嫌われる勇気」から記事を書いていきます。
ミリオンセラーの名著です。
絶対に後悔しない一冊なので、是非手に取ってみてください。

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目次

  • 他者の課題を分離する
  • 縦の関係、横の関係

他者の課題の分離

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない。

「嫌われる勇気」

馬に水を飲ませるというたとえ話は、「嫌われる勇気」を紹介するときに必ず引用される部分です。馬に水を飲ませるために、水辺まで連れていくことはできるが、飲ませることはできない。馬を水辺に連れていくところまでが自分の課題で、水を飲むかどうかは馬の課題なのだ。だから、自分のできる事をしたら、最終的に水を飲んでくれるかどうかは馬次第であって、どうしようもないということを理解するべきだと。

例えば、どれだけ人のためだと思って手伝いをしても、人に感謝されるかどうかは分からない。自分にできることは、自分が人のためになると思ったことをするだけなのです。
子供に勉強するように叱るのは、他者の課題まで踏み入ってしまっている。勉強しやすいように環境づくりをしてあげるところまでが親の課題であって、勉強するかしないかは子供の課題であると。

こういった割り切りができるようになれば、悩むことが少なくなる。多くの人の悩みは、自分ではどうしようもない、相手の課題について悩んでいる。
人に好かれたいとか、上司に評価されたいとか、感謝してもらいたいとか、全ては他者の課題であって、自分の課題ではない。いずれの場合においても、自分が正しいと思う人間像を目指して日々行動するしか道はない。自分の信じた道を行き、好かれるのか、評価させるのか、感謝されるのかは他者の課題なんだと。
他者の反応を見て、自分の理想の人間像を変えていくことはできる。それでもなお、自分にできることは、その人間像を目指して行動を続けることだけなのです。

自分の理想像と、他者が求めるものは違うかもしれない。しかし、830たちにできることは自分を信じて行動することだけ。時に嫌われることもあるかもしれない。だからこそ、<勇気>、<嫌われる勇気>が必要なのだ。

縦の関係、横の関係

誰かに褒められたいと願うこと。あるいは逆に、他者を褒めてやろうとすること。これは対人関係全般を「縦の関係」としてとらえている証拠です。
(中略)
アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、全ての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。

「嫌われる勇気」

これは上下関係のお話です。
アドラー心理学では、全ての人間は対等であると考えられています。立場が違えど、性質は違えど、対等であると。上下関係などなく、常に対等であると。

多くの人は年収の高い人に憧れる。そして、年収が低い自分を卑下する。しかし、年収が高い・低いというのは、人間の性質であって、それによって優劣が生まれるわけではない。
年齢を重ねていようと、若かろうと、それは性質の違いであって上下関係ではないと考えられています。すべての人は対等であると。

だから、アドラーは人を褒めるなと言います。褒めるというのは、目上の人が目下の人にする行為である。褒めるという行為は上下関係を生み出す。だから、人を褒めるなと。
そしてまた、褒められようと努力するなと。褒められようとする態度も上下関係を自然に生み出すのだと。

人生というのは山を登るように高いところを目指すものではない。かけっこのように前の人を追い抜こうとするものでもない。自分のペースで自分の選んだ道を歩んでいけばいい。
地球は丸い。前を歩いている人は一見自分の先を行っているように見える。しかしそれは違う。丸い地球を歩いている以上、前も後ろも存在しない。
自分がどんな道を行きたいのか、どんな自分になりたいのか、どうやって人生を謳歌したのか。自分の生きたかを探せばいい。他者と比較する必要なんてないのだと。

人間関係に上下関係なんてない。<縦の関係>なのではなくて、常にフラット、<横の関係>なんだと。<横の関係>では、人を褒めるのではなく、感謝する
他者を認め、尊重し、感謝する。他者を競争相手ととらえるのではなくて、仲間だととらえよと。
この強いメッセージが本書の中で語られています。

まとめ

今回は「嫌われる勇気」のメインメッセージをお伝えしました。

「課題の分離」・「他者を褒めない」、これはとても大切なポイントになるので、本書を通して落とし込んでみてください。

簡単に納得のいかない部分もあるのではないでしょうか。その疑問を本の中で青年が哲人に問い質してくれています。是非、本を手に取り、アドラー心理学に触れてみて下さい。きっといい経験になるのではないでしょうか。

あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご了承の上、ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。

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