830の考える宗教
この本を読む前から宗教については興味を持っていました。
830の考える宗教とは、『宗教=信念』という考え方です。
世間一般では、『宗教=神を信じる』というようなイメージが強いのではないかなと思います。
しかし830は、宗教に必ずしも『神』は必要ないと考えています。宗教とは、窮地に立たされた時によりすがる考え方だと思います。その一つに、『神』にすがるというものがある。
例えば、受験本番を考えてみましょう。
試験当日、席について、問題用紙と解答用紙が配られ、「開始」の号令を待っています。
ある人は、「これまで毎日頑張ってきました。だからどうか神さま、合格させてください。」と願う人がいるでしょう。またある人は、「毎日10時間勉強してきた。この努力が実らないはずがない。」と自分を鼓舞するかもしれません。いずれも、科学的に何の根拠もない考え方です。『神』は当然ですが、毎日10時間勉強してきたという『努力』も合格と必然的に結びつくものではありません。
しかし、受験当日という窮地において、何かにすがりたいという思いは共通していて、そこで現れるのが宗教です。それが『神』なのか、『努力』なのかは人それぞれですが、すがるものがあれば、揺れる心を支えてくれるものがあれば、人は強くなれると830は信じています。
窮地に立たされた時に自分を支えてくれるもの、それが宗教であって、830は<信念>と呼んでいます。
人生を生きていれば、答えのない選択問題が次々と突き付けられます。選択を繰り返していく中で、自分の選択は正しかったのだろうかと不安になることもたくさんあるでしょう。そういった時、支えてくれるものが<信念>です。
「こんな夢がある」「こんな目標のために生きていく」「こうやって生きていきたい」「こんな人間になりたい」という<信念>があれば、選択を迫られた時、選択を振り返った時、あなたを支えてくれるはずです。思い切って選択をすることができるでしょうし、振り返った時に後悔することもなくなるでしょう。
日本人の多くは宗教を敬遠します。宗教について本気で考えることがない。だから、不安になった時によりすがるものがない。ゆえに、日本人は弱いのです。
「神を信じるなんて馬鹿げている」と考える人もいるでしょう。だからと言って宗教を否定するべきではない。神を信じないとしても、何かしらの<信念>は持っていた方がいい。それが830の考えです。
自分は何を信じ、どう生きていきたいのか。それはお金かもしれません、運命かもしれません、夢かも、努力かもしれません。何を信じるかは人それぞれだと思います。
自分を見つめ直し、どんな<信念>のもとに生きていくのか、方向性を決めることはとても大切なことだと考えています。
まとめ
今回は、宗教について記事を書かせて頂きました。
全ての人、特に全ての日本人が、宗教についてしっかりと考える機会を持った方がいいと感じます。
宗教がなぜこれほどまでに普及しているのか。必ず意味があるはずです。それだけ価値があるものを使わないというのは非常にもったいない。車や携帯よりも普及しているのが宗教です。宗教を理解せずに生きているというのは、車も携帯も持たずに生きているのと同じくらい馬鹿げたことなのです。
『宗教ってなんだろう?』
この問いに関する830が解釈した本書の答えは、
『宗教とは、非科学的なものをどうとらえるかという考え方の流儀』です。
そして、830の考える答えは
『宗教とは、窮地に立たされた時に自分を支えてくれる考え方』です。
是非、自分なりの答えを考えてみてください。
そして、偏見を捨てて、宗教と向き合い、理解しようと考えてみてください。
宗教を身に付けられた時、きっとあなたの力は何倍にも大きくなることでしょう。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご了承の上、ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。