2021年3月、クラウドファンディング「数学マップ」、114人の方々から334,500円をご支援頂き、人生マッププロジェクトスタート!

830の社会人生活_4_人の自信をそぐのは簡単だ

フィードバックへの対応

新入社員は、上記の点に気を付けて研修に臨まないといけない。後出しじゃんけんに参加されているんだということを知っておかないといけない。毎回毎回違う視点から、ここを意識しろって指摘されたところで気にしてはいけない。大切なことは、どんなプレゼン項目があって、その項目についてどのように考えていくのかを学ぶことだけです。プレゼンが評価されるかどうかは全く関係ない。だって、これまでのFBを参考にプレゼン項目を真面目に取捨選択した人に限って、否定されるようになっているのだから。

大学や大学院で、教授と研究を進めていく中で、こういった取捨選択の大切さに気付かされました。何日も研究をしてきて、たくさんのデータは手元にある。全部発表して頑張ったアピールしたいという気持ちは分かりますが、1年かけてきた研究の発表に与えられる時間はたった20分です。そんな時間で全てを発表できるわけがない。苦虫をかみしめる気持ちで、取捨選択をしていかないといけないのです
プレゼンでも同じです。準備の段階で考えたことはたくさんあるでしょう。しかし、それを全部伝えるには時間が短すぎる。だから、どこを発表するのか取捨選択していかないといけないのです。
そのために、誰に対しての発表なのか、聴衆は何が知りたいのか、どんなプレゼンが求められているのか、しっかりとプレゼン項目のプライオリティを立てて取捨選択をしていかないといけない。830が教授と話し合っている時も、初めはこういう点も調べてこいと様々な指摘を受けました。しかし、それを何度も繰り返していく内に、教授はこういう点を指摘するだろうなという所がなんとなくわかるようになってきました。

初めは上司や会社がどんなプライオリティをもってプレゼンを依頼しているのか分からないために、どうしても指摘されることが多くなるでしょう。しかし、その都度FBからどんなプライオリティになっているのかを理解していくことが大切です。プレゼン項目のプライオリティを明確にできれば、求められた取捨選択をおこなえるようになる。
そういった視点でFBを聞いてみてください。

まとめ

今回は、新入社員研修に取り組むうえで、新入社員が持つべき考え方を紹介させて頂きました。
正しいかどうかは分かりません。ご意見ありましたら是非コメントして頂きたいと思います。

生きていくうえで様々な体験をしていきます。その体験の中で、みんなの自信が奪われていってほしくないなと思っています。多くの人がもっともっとポジティブに生きていけるような社会になっていってほしいなと。
新入社員研修といった体験でも、自信を失う人が出てきてほしくない。少しでも社会が変わっていくように、情報発信を続けていきます。

P.S.

新入社員研修では、性質上プレゼン項目のプライオリティが変わっていってしまいます。それは仕方がないことです。

しかし、通常の業務においても、どう考えても上司のプライオリティが変わっていると言わざるを得ない場面に出くわすことがあると思います。上司自身が、プレゼン項目にはどういったものがあるのか、全体像を把握できていないがゆえに、自分の中で確固たるプライオリティを持てていない。そういうブレブレな人はたくさんいます。そういう人は、「以前はこう言っていたじゃないですか」って指摘したところで、「そんなこと言ってない」とか、「知らない」と言い張ります。

そうならないために830たちがやるべきことはしっかりと証拠を残すことです。会議があれば議事録を残す。プレゼンの概要を言い渡された時は、決定事項を明文化して自分と上司の間で変更不可な状態で共有する。証拠を残さずに、自分の記憶だけを頼りに反論したところで戯言でしかありません。最悪の状況を想定して策を打っておくというのは当然のことです。

自分の身は自分で守らないといけない。
それがこの世の中です。