今回は「頭に来てもアホとは戦うな!」の最終回になりますが、これまで以上に具体的な内容で終わろうかなと思います。
是非すぐに取り入れて、明日から仕事の中で意識していってみてください。
この一冊は非常に実用的な本だったと思います。良ければ手に取って自分の中に落とし込んでみてください。
- 大切なのは本気度
- 腐るのはムダ
- 大事なのは上司へのアピールだ
- まとめ
大切なのは本気度
何よりも大切なのは、本気度だ。マニュアル通りのフレームワークや出来すぎたパワーポイントが本気度を下げてしまうことがある。それよりもどうしても伝えたいものやその理由にフォーカスしよう。
(中略)
人は数字やグラフで説得される時もあるが、何度も言うが、しょせんどんなに頭のいい人間であってもコンピュータとは違う。感情に支配されているのだ。だからこそ、感情を揺り動かすのだ。
そのためには、準備が大事。(中略)資料を見ないでも説明できるくらいになるまでやろう。そして、そこからは本気の情熱だけだ。
(中略)
練習しないと準備しないと、その緊張感も情熱も生まれない。物事は準備が全てなのだ!
830は今、新入社員研修を受けています。グループディスカッションなどもたくさん行われて発表する機会も多い。その中で気づかされることは、グループディスカッションにしても、プレゼンテーションにしても、最後にカギを握るのは「思い」だということです。
論理的に考えたい、客観的視点で考えていきたいという人がいくら多かったとしても、「思い」のこもった自分の意見を、「思い」を乗せて伝えれば、みんな賛同してくれる。大切なのは、論理じゃなくて、「思い」なんだと。
実際、グループディスカッションのテーマに対して、絶対的な答えなんてない。
自分たちが導き出した選択肢に対して、どうやって論理をこじつけていくか、それがグループディスカッションだと感じました。早く選択をして、論理をこじつける時間が長ければ長いほど、論理的な発表になる。選択肢を選ぶことに時間をかけるディスカッションは良いディスカッションとは言えません。絶対的な答えがあるかのように勘違いしている。絶対的な答えがあったのであれば、ディスカッションのテーマになんてならないのだ。
もう一つ、ディスカッションが長くなってしまう原因がある。それは決断する勇気がないことだ。みんな、選択肢に大差がないことに気付いているのに、一つに絞る勇気がないから、議論が長引いてしまう。
そんな時に、「これなら絶対いける」という「思い」を伝えてくれる人がいれば、みんなそれに乗っかることができる。みんなにとってWin-Winな存在なのである。
だからこそ、大切なのは「本気度」なのです。