生きていくためには自信が必要
ぼくはこういう学生や社会人をいっぱい見てきています。彼らは「できない」と思い込んでいる自分のことを責めて、自分のことを傷つけます。もったいないです、かわいそうです。
人が生きていくためには、どうしても自信が必要です。でも自信はお金では買えません。いばっても手に入りません。ひとりきりで守って守れるものでもありません。自信を身につけるには、「やったことがないことをやる」しかないのです。
だからこれから先、やるかどうかで迷ったときは、「できるか、できないか」ではなく、「やりたいか、やりたくないか」で選んでください。
そうすればきっと、ぼくたちはもっと自信をつけて、もっとやさしくなれるはずです。
仕事から得られる無形資産にもう一つ、とても大切なものがありました。それは「自信」です。大変な道を選んで、たくさんの仕事をこなせば、きっとそれは自信に繋がるでしょう。「自分もこんなことができるんだ」「どんなことでもやればできるんだ」っていう自信が。
その自信が、自己肯定感に繋がって、人生の幸福度を上げてくれるでしょう。
全ての人間に大した差なんてありません。違いが生まれるとすれば、それはやったか・やらなかったかの差しかないのです。どんな難しそうな仕事だったとしても、やればできるんです。そのことに気付けるかどうかの差しかないのです。
今の時代はネットも発達して、どんな知識も得ることができるし、どんな人とでも繋がることができる。知らないことはネットで調べればいいし、できない人はできる人に頼めばいい。そうやっていればどんなことだってできてしまうのです。
仕事を与えられて、できないことを誰かに頼むということに抵抗があるかもしれません。しかし、「頼む」ということは決して悪いことじゃない。あなたの仕事は、与えられた仕事に対して成果を出すことです。自分ではできない仕事が与えられたとして、それを誰かに頼まないといけなくなったとする。その時あなたはこう考えればいい。「与えられた仕事をできる人を探して、その仕事をその人に依頼することが自分の仕事だ」と。
会社というのは一見業務が上手く回るように最適化されているように感じるかもしれない。しかしそれは思い違いだ。毎年のように部署構成が変わり、人員異動が行われることからも分かるように、会社というは全く最適化されていない。そんな中では、自分にできない仕事が振られることもたくさんある。その時、あなたの仕事は、その仕事を適切な人に振り分けることなのだ。必ずしもあなたがその仕事をできるようになる必要なんてない。
仕事をお願いする時に、申し訳ないと感じる必要もなければ、劣等感を感じる必要もない。会社の中で仕事をお願いするというのはそういうものなのだ。
大切なことは、どの仕事は誰かに頼んで、どの仕事は自分でやりきるのかを取捨選択することだ。その取捨選択は決まった答えがあるわけじゃない。会社が決めるものでもない。何をできるようになりたいのか、どんな人材になりたいのかをあなた自身で考えて、選択していかないといけない。
自分と向き合い、未来を見据えて、確固たる目標とプライオリティを持っておくことが何より大切だ。
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