今回は「2020年6月30日またここで会おう」の最終回です。
最終回として、アントレプレナーシップ的なテーマ「成功と失敗」「アイデア」「リスク」について考えてみましょう。
起業家だけではなく、全ての人に役立つ考え方だと思うので、ぜひ参考にしてみて下さい。
サクッと読める一冊なので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
- 成功と失敗
- アイデアなんて重要ではない
- ボン・ヴォヤージュ
- まとめ
成功と失敗
みんな誰もが成功するかもしれないけど、同時に誰もが失敗するかもしれない、っていうことじゃないですか。
なので、この中からもし成功する人が出てきたら、「自分はたまたま成功したに過ぎない」と思って、隣の席にいる、同じように才能があった、たまたま失敗したにすぎない人を助けてあげてください、っていうのが僕の答えです。
そういう世界観で、ぼくは生きていますんで。
多くの成功者は、「自分は運が良かっただけだ」と口にする。だからこそ、その幸運を再分配できるように慈善活動に余念がない。
多くの一般人はそういう姿を見て、「偽善者だ」「金持ちの遊びだ」と揶揄する。なんとも皮肉な世の中である。
前沢さんが大金を払って、母子家庭に寄付を行っても、「フォロワー稼ぎだ」「お金で人をもて遊んでいる」と批判される。
フォロワー稼ぎであったとしてもいいのではないでしょうか。そういった寄付を一度きりで終わらせずに継続していくためには、キャッシュフローを生み出す必要がある。そのためにフォロワーを稼ぐというのであれば、フォロワー稼ぎ自体が慈善活動であるということを知っておかないといけない。
前沢さんは、「お金は感謝の証である」と言っている。感謝を表す手段としてお金があって、お金が発生するところに感謝があると。830はこの考え方に感銘を受けました。コンビニ、レストラン、自動販売機でも、お金を使う時は感謝を忘れないようにしています。どんな形でお金を使ったとしても、それによって得られる効用は誰かの努力の賜物であって、そこに感謝を忘れないということは当然だと思うのです。そう考えている人が、お金で人をもて遊ぶなんてことは決してしないだろうと830は思います。「お金で人をもて遊ぶ」なんて発想を持ってしまう人は、「お金をお金としかとらえられていない」のではないかなと感じてしまうのです。
お金は単なる手段であって、お金自体に大した価値はないということを、心の底から理解しないといけない。
成功者の行動を理解するためには、成功者の考え方を理解しておく必要がある。圧倒的マイノリティである成功者の考え方は、いつも一般大衆の考え方とは大きく異なるはずです。一般人の普通の価値観では、到底理解できないような行動ばかりを取るはずです。少しでも彼らの言動を理解するためにも、彼らの著書を読んだりして、彼らの考え方に触れることが大切なのではないでしょうか。