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「転職の思考法」のすすめ_4

ここまで3回に渡って「転職の思考法」を紹介してきましたが、ここでもう一度本書のテーマである「仕事を辞めるという選択肢を持つ」ことについて考えてみましょう。
どうして転職という選択肢を持つ必要があるのか、どんなメリットがあるのか、今一度じっくりと考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。


目次
  • 会社を辞めるという選択肢を持つ
  • 会社という神輿を担ぐ
  • まとめ

会社を辞めるという選択肢を持つ

その日はじめて彼は言えたんだよ。理不尽な上司に、ノーとな。『会社を辞める』という選択肢を手にしたからだ。私が転職の思考法を勧めるのも同じ理由だ。転職の思考法を手にしたからといって、必ずしも、今の会社を辞めなくてもいい。個人の人生だ。正解はない。ただ、『辞められない』という思い込みの檻の中に閉じ込められたら、どんな人間も必ず自分に小さな嘘をつくことになる

会社を辞める選択肢を持つというのは、会社から自立するということです。会社に依存することなく、自分一人で生きていくということです。そういう覚悟ができて初めて会社と対等に話をすることができる。
会社に依存している人は、必ず会社との間に上下関係が生まれる。そうすると、会社に意見することもできず、言いなりになるしかない。嫌な仕事もしないといけないし、そこから抜け出すこともできない。
上下関係にストレスを感じている人も多いかもしれませんが、それは会社への依存から生まれます。上司に逆らったらクビになるかもしれないという恐怖が、上司や会社にぺこぺこしないといけない一番の理由になっているのではないでしょうか。上下関係にストレスを感じるのは、上司のせいではなくて、自分のせいなのです。会社に依存するという選択をしてしまっているから、上下関係を意識しないといけなくなってしまっているのです。

会社を辞めるという選択肢を持ち、自立することで上下関係から抜け出すことができます。上司とも対等に話をすることができるようになりますし、嫌なことに対しては「ノー」ということができます。それだけでどれだけストレスフリーな生活に繋がることでしょう。
本当に自由な生活とは、自立した生活です。依存することなく、自分の力で生きていくことができるようになって初めて、人は自由を手に入れることができる。会社ありきで生きている限り自由を手に入れることはできません。転職という選択肢を持って初めて、自由への門が開かれるのです。会社に依存することなく、一人で生きていけるようになるためには、今何をしなくてはいけないのか、どんな経験を積んでいく必要があるのかと考えましょう。自分主体で考え、自分のために時間を使っていきましょう。

自分の人生を生きていくためには、転職という選択肢が必要不可欠なのです。