今回は「転職の思考法」の最終回です。
仕事のやりがいや好きなことについて考えていきます。
これらについて書かれている書籍はたくさんありますが、「転職の思考法」ではどのように考えられているのか、触れてみてください。
いろんな考え方に触れる中で、自分のポジションを見つけていけるといいのではないでしょうか。
それではいきましょう。
- 全ての人がやりがいを追い求める必要はない
- 好きなことを見つける方法
- 社会からの目などどうでもいい
- まとめ
全ての人がやりがいを追い求める必要はない
人の道具としてつくられた会社が人を支配する。それがどうしても許せないから、破壊したい。
(中略)
これは私のやりがい、動機に関わる部分だ。その意味で、私個人も手段としてだけで仕事をとらえてはいない。したがって、君がもしも、目的としての仕事を追求したいならすればいい。だが、他人にまでやりがいを押し付けるな。すべての人がやりがいを追い求めなければいけないわけではない。
「お金のために働いている訳じゃない」と思いたい人はたくさんいるのではないでしょうか。「社会のために働いているんだ。それが自分のやりがいなんだ。」と。そういう考え方は830の大好きです。しかし、そういう考え方を人に押し付けるのは間違っていると本書では語られています。
お金のために働こうが、やりがいのために働こうが、それは個人個人の考え方であって、他人に押し付けるものではない。「社会のために」みたいにカッコつけて働くのもいいですが、それがすごい高尚なものであるということは決してない。「社会のために」って言って働いている人だって、結局はそうやって頑張ることで得られる優越感のために働いているだけ。お金を稼いで優越感に浸るのと何ら変わりない。
人なんて結局は本能で生きることしかできない。その中に、高尚も低俗もない。自分が生きたいように生きればいい。しかし、それを他人に押し付けるのは迷惑な話で、自己完結させるべきだ。結局人は自分のために働いている。それ以上でも、それ以下でもない。仕事なんてそれくらいのものでしかないと830は思います。