現代はいろんな情報に囲まれている。面白そうなことや楽しそうなことがたくさんある。やりたいことはたくさん出てくるし、やるべきこともたくさん出てくる。
だからこそ大切なことは、やらないことを決めることです。手当たり次第に何でもかんでも手を出すのではなくて、やることを絞って全力投球するのです。
- 何をやらないかを決める
- やらないことを決める実践方法
- まとめ
何をやらないかを決める
実は私たちの生産性を制約する脳の癖があります。
それは「すべてをやる」という癖です。
時間・お金や体力が限られていることは、誰もが頭では知っているにもかかわらず、それでも「やりたいことはすべてやろう」という無謀な考えが湧き出てくることがあります。この考えがある以上、生産性の向上は見込めません。
(中略)
まず「すべてはできない」と自覚することからスタートする必要があります。
会社にいると面白そうな仕事がたくさんあります。どれも携わってみたいけど、全部に手を出す余裕なんて絶対にない。自分のキャパの中で、やるべきことを絞っていかないといけない。
私生活においても、楽しそうなことはたくさんある。飲み会に誘われることもたくさんあるだろうし、スポーツもしたい、ゲームもしたい。ドラマも見たいし、音楽も聴きたい。やりたいこと、全てに手を出すことなんて到底できないのです。
830たちは人間の本質を学んでおく必要がある。人間はすべてをやろうとする癖があるのです。切り捨てることがとにかく苦手なのです。
そして、「全てはできない」と自覚する必要がある。時間もお金も無尽蔵にあるわけじゃない。プライオリティに従って、どこにリソースを振り分けていくのかを考える必要がある。
誰しもが自分という会社の経営者である。自分が持っているリソースをしっかりと把握し、適切なところに振り分けていく必要がある。それをまずは自覚しないといけない。
多くの人は、「忙しい」「時間がない」というでしょう。しかしそれは、リソースの振り分けが適切にできていないだけなのです。自分のリソースを把握せずに、キャパオーバーなものに手を出していてはいけません。たくさんのモノに手を出して、全てを中途半端に終わらせるのか。携わる案件を絞って、限られた案件で最高のパフォーマンスを出すのか。すべてはその人のマネジメント次第です。
自分という会社のアウトプットを最大にするためには、どんな経営が求められるのか、見つめ直してみてはどうでしょうか