今回は、これからの時代を生きていく上で、ビジネスを考えていく上で、大切になるだろう次世代の若者の考え方について考えていきます。
参考にしてもらえれば幸いです。
- 次世代は、さらにミッション志向
- まとめ
次世代は、さらにミッション志向
自分の価値観と共通するコアバリューを掲げる企業で働きたいと思う人が増えている。現在、私たちの会社の従業員の半分以上を占めるミレニアル世代の人々は、仕事の未来をどう思っているかについて教えてくれる。若い世代の従業員は、自分の仕事に高い目的意識を持たせたいと考えている。自分の会社が世界の状況を改善することに確実にコミットしてほしいのだ。
ビジネスリーダーが今、その中を進んでいくのは難しいと考えているならば、次世代が労働市場に入ってくるまで待つしかない。次世代は、今の2~3倍はミッション志向であると、私は信じている。
多くの書籍の中で、最近の若者はやりがいを求めているという話がある。給料でも安定でもなくて、やりがいや社会貢献を求めて会社を選ぶ。会社の先輩と話していると共感してもらえない部分ばかりですが、本当にその通りだと思います。
830自身、今の若者側の人間なので、その点については何の驚きもないのですが、一昔前の人からすれば、全く理解できないのかもしれない。「どうせ本の中の話だろう」と思うかも知れない。しかし、それが現実だ。そして、次世代は今の2~3倍もミッション志向になっていくという。
こういうことを言うと、「きれいごとだ」と思うかも知れない。しかし、ミッション志向というのは決してきれいごとではない。「社会貢献したい」という欲望に過ぎないのだから。
お金がたくさんほしい、安定したい、異性にモテたい、という欲望と同様に、社会貢献したいという欲望があって、今の時代はその欲望が顕在化しているにすぎない。そして、ミッション志向の多くの若者はそのことに気付いているだろう。
しかし、社会貢献という欲望が顕在化していない時代に生きてきた人は、その欲望を理解することができない。社会貢献したいという欲望が、お金や安定や異性を求める欲望と同じものだということを理解できない。そして、「社会経験もない若造が夢ばかり語っている」と否定する。
そういう人は社会貢献を語る若造に対して、お金や安定や異性のために生きる自分を見て劣等感を感じるのだろうか。別に「どちらが正解か」という話をしている訳でもないのに、若造の価値観を否定して持論を語る。
次世代の若者と今の社会人の一番の違いは、正解を追い求めるかどうかだろうと830は思う。「社会に出れば正解はない」という社会人はたくさんいますが、本当の意味で心の底からそう考えられている社会人はわずかです。多くの社会人はどこかで答えを追い求めている。
その点、次世代の若者は、多様性を重んじる文化で生きてきて、正解がないことを身に染みて学んでいる。絶対的な正解なんてなくて、最終的にあるのは個人の好みだけだということを知っている。だから、自分が社会貢献したいと言っているときも、それは単に自分の欲望だということを知っている。お金や安定や異性を求めるというのもその人の個性であって、否定するわけでもなく、むしろ尊重している。
当然それが自分の好みと違っていたら、賛同することはなかったとしても、否定することはない。ただただ個人の好みの話をしているにすぎないのだから。
これからの時代に大切なるのは、個人を尊重し、多様性を育んでいくことです。
その中で、「この会社はこんな未来を目指しているんだ」と強く主張することができれば、そこに共感してくれる人が集まってくる。それがこれからの時代だ。
これからの時代は一つの杓子定規で人を呼び寄せることはできない。自社のミッションを発信し、そこに共感してくれる人を集めていく。それがこれからの採用活動になるだろう。
まとめ
今回は次世代の若者の考え方を紹介しました。今まで以上に社会貢献したいという欲望が大きくなっている。その流れをしっかりとキャッチアップして、優秀な人材を集められるかがこれからのカギになるでしょう。
せひ、次世代の若者の価値観を理解して、これからのビジネスの活かしていって頂ければ幸いです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。