あなたは何を求め、何のために生きていくのか。
人と比べている暇なんかない。
自分と向き合って、自分の求めるもののために全力で行動するしかない。
- Are you hungry?
- まとめ
Are you hungry?
「若い人たちというのはいつの時代も、社会がハングリーなものに対してハングリーである」(中略)
高度成長期時代は世の中に白物家電もないし、テレビや車も一般家庭に普及していない中で、みんなそうしたものがほしいという「社会の欲求」がありました。そのため、電機メーカーや自動車メーカーで働き、それらのものを作ることが、若者の夢や憧れという空気がありました。
ところが今は家電も車も広く普及し、物への欲求が失われた時代になっています。一方で、将来への不安、社会への不満が漂い、子どもの貧困、障碍者や高齢者の暮らしといった様々な社会問題に対し、「なんとかしてほしい」という欲求が高まってきています。ゆえに、若者はソーシャルの分野に目を向け、活動していく流れがあるのだ
本書では、「若者はいつの時代も社会が求めるものを求めている」と書かれている。
しかし、830は少し違った見方をしている。
「いつの時代も社会を作り上げているのは若者だ。若者が求めるものを社会が求めるようになる。若者が求めるように社会はリニューアルされていく。」
「社会が求めているものを若者が求める」のではなくて、「若者が求めているものを社会が求めるようになる」のである。若者はいつも貪欲だ。自分が手に入れたいもののために努力する。時には周りに反対されることもあるだろう。現状の常識を覆すようなチャレンジをしている時は当然だ。しかし、それでも若者は自分の欲求を満たすために全力を尽くすのだ。
ひとつの目標に向かって覚悟を決めて、必死にチャレンジを続けていれば、きっと成功を掴むことができる。そして成功した若者を見て、社会の流れは変わっていく。「バカじゃないか」と批判したのは嘘のように、社会全体がその成功を求めるようになる。それが当たり前に変わっていく。これこそが変革である。
どうして若者は頑張れるのか。それは常識がないからだ。
経験を積んだ人からすれば、「そんなチャレンジは常識外れだ。」「バカじゃないのか。」と思えるかもしれないが、何の経験もない若者からすればそれが当たり前なのである。
お金を稼ぐために、出世するために、生活するために、働いて生きた人たちからすれば常識外れに思えるかもしれないが、これまで働いたことがない若者からすれば、社会を良くするために、環境を良くするために、働くというのが当たり前なのだ。逆に、お金を稼ぐために、出世するために、働くという方が理解し難い価値観である。
常識がないから、経験がないから、不安に駆られることもない。「こんなことしてて大丈夫なのか」と心配になることなんてない。だってそれが当たり前なのだから。だから若者は強い。自分の信じた常識に向かって、猪突猛進に努力することができる。そして、社会を変えていく。努力を続けた若者が、いつも社会の中心にいる。
将来、自分が社会の中心に立っていられるように。
まとめ
多くの人は経験が豊富であることが、知識が豊富であることが、優位であると考えている。
会社の中でもそうである。
「年上の人には敬意を払え。」「新入社員は教えてもらう立場であることを忘れるな。」
それが本当に正しいのだろうか。
知識は時として負債になる。知識があるからこそ、選択に迷う。知識があるからこそ、一歩を踏み出せなくなる。
知識がある人が優れていて、知識がない人が劣っている訳じゃない。
東大生は勉強ができて、論理的に考えられて凄いと思うかも知れない。しかし、それが足かせになって失敗することだって山ほどある。そういった時に、周りの人たちに助けてもらうことがたくさんある。その度に、知識や論理力が絶対的な価値でないことを思い知らされる。
知識があるというのは一つの特徴に過ぎない。それと同じように、知識がないというのも一つの特徴である。経験があるというのも一つの特徴に過ぎない。それと同じように、経験がないというのも一つの特徴である。
人間に優劣なんて存在しない、全ての人が対等であって、お互いに尊敬し合いながら生きていくべきである。
若者は若者として全力で走り続けるべきだし、大人は大人として全力で自分の仕事と向き合っていくべきだ。
周りの人を批判している暇なんてない。人を見る前に、自分と向き合って、今できることに100%コミットしていくことで、最高のパフォーマンスを出すことができる。それが幸せへと繋がっていくはずだ。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。