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好きな場所

最近は地方移住が流行っています。
リモートワークも進み、これからは地方の時代だと声高に叫ぶ人がちらほらいます。
地方暮らしって本当にいいものなのでしょうか。都会暮らしはもうオワコンなのでしょうか。
是非考えてみましょう。


目次
  • 地方活性化とは
  • まとめ

地方活性化とは

「東京には負けないぞ」とか、「東京にはないこんな良さがある」とか、物差しとして東京を引き合いに出している段階でじつは東京に負けていることを多くの人は忘れがちだ。

そういった意味で、僕は「地方創成」という言葉があまり好きではない。
(中略)
この言葉には、国のシステムありきで、それぞれの土地の本来の在り方を型にはめ、阻害していくイメージがある。(中略)
実際、成功例の本質を理解せず、ただ単純に模倣するばかりの自治体が増え、「地方創成のイメージ」がコピペされた町が増えている気がする。

830は田舎出身だ。一番近いコンビニまで車で15分かかる。最近はそのコンビニさえ潰れてしまったと聞いた。最寄り駅も車で10分かかる。上り下りが激しいし、道には電灯も少ないので、歩くのはかなり厳しい。
830の地元には何もなかった。コンビニもなければ、カラオケもない。映画館もなければ、図書館もない。
小学校だって、全校生徒合わせて120人と小さかった。同学年は21人1クラスで、クラス替えもない。
東京にあるものが地元には何もなかった。地方創成と聞いてイメージするような、住みやすくてきれいな場所でもなかった。あるのは山と田んぼだけ。そんな山あいの田舎だった。

だけど、830はそんな地元が大好きだ。何がいいのかと聞かれればよく分からない。けどやっぱり、「どこで暮らしたいか」と聞かれたら、迷わず地元を答える。
田舎ならどこでもいいのかというとそういう訳でもない。ただただ住み慣れた町だからそう思うのかもしれない。けど、それだけの理由でもないような気もする。

ここで言われるように、「都会に負けないぞ」って気張っているような人なんて当然いないし、住みやすい場所にしようって「地方創成」みたいな取り組みをしている訳でもない。
ただただそこでの生活があって、淡々と日々を過ごしていく。ただそれだけで十分幸せなんだと思う。周りと比べる必要なんてないし、誰かと競争する必要なんてない。ただただ今の生活をして、自分と向き合って日々を過ごせたらとても幸せだ。

都会での生活が狭苦しくなって、地方での生活が見直されている。しかしそういう人たちの根本には、「都会で住むなんてもう古い。これからは地方暮らしの時代だ。」みたいな価値観が根付いている。そうやって人と比較して生きていくということ自体が、都会的な発想だなと感じてしまう。
どこに住むかなんて重要じゃなくて、大切なことは自分がどんなマインドを持っているかだ。周りと比較することなく、時間の流れに合わせて生きればいい。マイペースに、自分が生きたいように生きればいい。
それがほんとの田舎暮らしではないだろうか。

まとめ

今回は田舎について考えてみました。
地元の田舎の良さをうまく説明できないのが、本当に残念ですが、そういうものなのかなとも感じます。
本当良いものはうまく説明できない。本当に美味しいものを食べたら、「美味しい」としか言えないだろう。本当に楽しい時は、「楽しい」という言葉しか出ないだろう。
本当に好きだから、「好きだ」としか言えない。そこには理屈も何にもない。ただただそこが好きな830がいるだけだ。それだけで本当に幸せだ。
ぜひ多くの人にそんな場所を見つけてほしい。ただただ好きと言える場所を。立ち止まったら帰れる場所を。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。

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2件のコメント

都会の人が田舎暮らしするのには、補助金、住宅支援金、仕事の斡旋など、地方で暮らしてもらうために、地方でいろいろな事をして、人に住んでもらう為に、努力している事もあると思います。
損得勘定の人もいる様な気もしますが?

みんながみんなが、同じように集客をして、同質化してしまわないように、それぞれの本来の良さを大冊にしてもらいたいものですね。

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