近年は多様化が重視されるようになり、マイノリティに対する価値観も変わってきた。しかし、マイノリティの人たちが立場的に弱いところに置かれようと、彼ら自身が弱いことと同義ではない。むしろ彼らは強く、信頼足る存在である。
- LGBTの人は強い
- まとめ
LGBTの人は強い
性的マイノリティーの人たちって自分たちが散々傷ついてきているので、そこを乗り越えてきた人たちって、とにかく優しくて、強い。
それに僕ら一般人は、何かあったら社会の基準に合わせていけば何とかなるみたいな感覚がありますけど、彼らは社会の基準に合わせようがないので、一度立ち上がったら徹底的に自分に正直になって自分を表現するしかないんです。だからLGBTの人は魅力的な人が多い。僕はそういう人たちが次の社会のリーダーになるんじゃないかと強く思っているんです。
多くの人と関わりながら社会の中で生きていれば、多くの同調圧力に直面することだろう。その度に周りに合わせて、自分の意見を圧し殺してはないだろうか。事なかれ主義に流れてはいないだろうか。人からの批判を恐れた結果として、マジョリティの意見に合わせてしまってはいないだろうか。
LGBTと呼ばれるようなセクシャルマイノリティの人たちはそういう生き方はしない。自分と向き合い、自分のありのままを大切にしていきる。それこそがこれからの時代に求められる人材だ。
自分のありのままに生きていれば、当然マイノリティの立場に立たされることもあるだろう。その時に、弱い人間は自分の意見を圧し殺し、マジョリティの意見に合わせて生きる。そういう生き方が「空気が読める」と評価される。
しかし、LGBTの人たちは自分を大切に生きてきた。共感してもらえない人たちともたくさん出会ってきただろう。そんな時も自分を大切にしながら生きてきた彼らは強い。心ない人たちに攻撃されることもあっただろう。だからこそ彼らは、人には優しく、勇気あるマイノリティの意見に敏感だ。意見の支持者の多寡に関わらず、意見の本質を見て評価してくれる。そういう人材こそ、これからの時代に求められる。
彼らは自分のありのままを表現して生きてきた。だから、自分を圧し殺すという選択肢はない。多くの人はすぐに事なかれ主義に流れて、自分を圧し殺す。その方がただ生きていくのは簡単だ。
しかし、LGBTの彼らには自分を圧し殺す選択肢はない。自分のありのままを表現してきた彼らには自分を表現するという選択肢しかない。だからこそ、無駄な忖度もせず、本当に価値があると思う行動を起こすことができる。それこそが彼らの価値である。
これからの時代は個性こそが価値になる。しかし、どれだけの個性的なアイデアを持っていたとしても、それを表に出せないのであれば価値はない。自分の意見がマイノリティであろうが関係ない。自分の意見を出せばいい。無駄な忖度より、あなたの意見にこそ意味がある。事なかれ主義を忘れて、自分のありのままの意見を出す。そうすることで初めて、他でもないあなたがそこにいる意味が生まれる。社会にあなたならではのインパクトを与えることができる。
まと
マイノリティの立場に身を置いて生きていくのは苦しい。マジョリティから批判を浴びることもあるだろう。しかし、だからと言って自分の意見を押し殺し、マジョリティに合わせてしまうのであれば、あなたがそこにいる意味はない。あなたではない、他の誰かがいたとしても、同じことになっていただろう。
批判に恐れず、声を上げる。周囲から変な目で見られたとしても、自分の意見を曲げずに主張する。そうすることであなたがそこにいる意味が生まれる。議論が始まり、思考が深まり、新しい発見が生まれるかもしれない。
自分の意見をどこまでも大切にすること。それがこれからの時代に大切なことではないだろうか。
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