変えるべきは、他者ではなく、自分

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金持ちを貧乏にしても意味はない

「金持ちを貧乏人にしたところで、貧乏人が金持ちになるわけではない」。金持ちや成功者を嫉妬で攻撃しても、そうする人の財布が潤うわけがない。
それと同じで、「行動している人に文句を言っていても、文句を言う人間が行動できる人間になれるわけがない」。
（中略）
失敗を恐れて行動しないでいると、「存在しない人間」に近づいていってしまう。
（中略）
行動することは、いま現在を生きていることの存在証明です。過去も未来も見ずに、行動してください。そうやって、存在してください。

金持ちを貧乏にしても、貧乏が金持ちになる訳じゃない。
行動している人に文句を言っても、文句を言う人間が行動できる人間になれるわけじゃない。
上司の愚痴を言っても、上司の愚痴を言った人が出世できる訳じゃない。
勇気をもって意見した人を迷惑がったところで、自分の意見が採用される訳じゃない。

周りの人に「ああだ。こうだ。」言っている余裕があるのなら、自分を見つめ直すべきだ。自分がどう行動するか、それだけが重要だ。周りの人が何を考え、どんな行動を取るかなんて、問題ではない。
どうしたって、結局830たちは周りの人と活動していかないといけない。しかし、周りの人の考え方を変えるなんて、無理な話である。変わらない他者についてうだうだ言っていたって何も始まらない。それなら、周りの人とどうすれば協業していけるのか、そのために自分はどう行動していくべきなのかを考えるしかない。周りの人を変えるよりも、自分を変える方がずっと簡単だ。

金持ちがいるなら、金持ちがより金持ちになれるように手助けするべきだ。金持ちの味方になれれば、自分も金持ちになったようなものだ。
意見した人がいれば、その人の勇気を称えるべきだ。そうすることで全ての人にとって意見しやすい環境が整っていく。
どんな環境なら自分が最大の成果を出せるのか。あなたはどんな環境を望んでいるのか。その環境を実現するために、今の自分の行動は本当に適切なのか。トコトン自分について考えをめぐらせることが重要だ。

「今」、自分が一番生きやすいような選択をするのではなくて、「将来」、自分にとって一番リターンが得られる選択をすべきである。
それを考えたなら、金持ちを貶めたり、有名人のゴシップを笑ったり、上司の愚痴を言うことが、どれだけ不毛なことか分かるだろう。

まとめ

ゴルフをしていてすぐにクラブを変える人がいる。クラブが自分に合わないからと、すぐに新しいクラブへ買い替える。
しかし、830の見解は違う。これだけ技術が進歩した時代に、クラブの性能なんて変わらない。どこのメーカーの、どのクラブを使おうと、クラブの性能なんて大して変わらない。
自分に合うクラブを求めて高いクラブを買い替えるよりも、今のクラブを最大限使いこなせるように自分のスイングを変える方がずっとコスパがいい。

人間関係でも同じだ。
周りの人の考え方を変えるよりも、自分の考え方を変える方が簡単だ。自分に合う人を探すより、周りに合わせる方が簡単だ。

自分が最大の成果を出すために、どんな行動を取るべきか、しっかりと自分を見つめ直す必要があるだろう。

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