「会議を有益なものにする」
ビジネスの世界に大きくそびえたつ課題である。
会議を有益なものにするためのビルの考えを見てみよう。
- 「旅の報告」から始める
- まとめ
「旅の報告」から始める
エリックは10年以上のあいだ、毎週月曜の午後1時にスタッフミーティングを行っていた。(中略)
エリックはふつうとちがうことを一つやった。スタッフが部屋に入って腰を落ち着けると、まず一人ひとりに週末何をしたかを尋ね、旅行帰りの人がいれば簡単に旅の報告をしてもらったのだ。
(中略)
目的は二つ。一つは、チームメンバーが、家庭や仕事外の興味深い生活を持つ人間同士として、お互いを知り合えるようにすること。二つめは、全員が特定の職務の専門家や責任者としてだけなく、一人のグーグラーや人間として、最初から楽しんでミーティングに参加できるようにすることだ。
会議をどうすれば有益なものに出来るかは、会社の業績に直結する。毎日何時間も会議に参加する生活を送っているにも関わらず、その会議の時間が不毛なものであるならば、目を見張るような成果を挙げられるはずがない。
会議に参加しているのに一言も発しない人もいれば、パソコンを開いて違う仕事をする人だっている。それがあるべき姿だと言えようか。会議に意味を見い出だせないのであれば、その会議に参加する意味なんてない。その会議で自分は何を得たいのか、自分は何が出来るのかを考えてから会議に参加しないと、時間の浪費である。会議に参加したのであれば、全身全霊を注いでチームの力になれ。
しかしながら、多くの人の前で発言することが難しい人もたくさんいるようだ。そういう人のために、「旅の報告」を取り入れてみてはどうだろうか。仕事とは違うプライベートな話をすることで、人間関係の壁を打ち破ることが出来る。みんな仲良く、意見しやすい、質問しやすい環境を作ることで、会議の質を上げることが出来る。
仕事は仕事。プライベートはプライベート。
そういう価値観はもう古い。「ワークライフバランス」なんて言ってる人は既に時代遅れである。
『ワークアズライフ』が830の価値観だ。
仕事もプライベートと同様に楽しめ。YouTubeを見るのと同じように、飲み会に行くのと同じように、会社に行って仕事を楽しめ。楽しくないなら、そんな仕事は辞めてしまえ。人間関係がうまくいかないなら、そんな職場捨ててしまえ。
仕事も、人間関係も、全部を引っくるめて楽しめる会社で働けばいい。そういうところで働いていれば、無駄な会議なんて生まれない。会議に集中しないなんてことあり得ない。
会議を有意義なものにするには、参加者同士の人間関係が重要だ。そして、その適切な人間関係を築くために、「旅の報告」は大いに役立ってくれることだろう。ぜひ「旅の報告」によって、会議の質を上げていこう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「旅の報告」に共感して頂けましたら、採用して頂けると嬉しいです。そして、会議を有意義なものにし、価値ある成果を挙げていきましょう。
そして、本書の中では「旅の報告」の進化版として、『家族の祈り』が紹介されています。
会議の冒頭でまず、先週あったことについて、チームの誰かに感謝するのだそうです。
感謝と共に会議が始まる。非常に興味深くはないだろうか。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。