- 答えるより質問せよ
- まとめ
答えるより質問せよ
ビルが最も嫌ったのは、学ぶことをやめた人たちだ。質問するより答える方が多い?そいつは赤信号だ!
ビルは貢献意欲、それも個人的な成功だけでなく組織の大義に貢献する意欲を持っている人を求めた。(中略)「自分の成功が他人との協力関係にかかっていることを理解している人、ギブ&テイクを理解している人、つまり会社を第一に考える人」を探す必要がある。
シリコンバレーで多くのアントレプレナーの心の支えとして活躍したビルは、「探求心」を大切にした。貪欲に知識を求め、質問をし続けられる人材こそ、チームに貢献してくれる優秀な存在だと考えた。
年次を重ね、知識や経験を積めば、質問されることがどんどん増えていくことだろう。年下の人と関われば、自然とアドバイスをする立場に回ることも多くなるのかもしれない。しかし、自分自身が学ぶことを忘れてはいけないとビルは言う。質問されてそれに回答している時は、さぞかし気分の良いものなのかもしれない。しかし、そこで得られるのはほんのちょっとの優越感だけである。それで満足していれば、自分の成長は何もない。
質問をするのと質問に答えるのはどちらが難しいのだろうか。830は質問する方だと考える。本気で物事と向き合っていないと質問なんて浮かばないし、質の高い質問をするためには十分な予習が必要だ。質問に答える人がかっこよく見えるかもしれない。しかし、成長しているのは確実に質問する側だ。
もし、今の自分を振り返った時に、質問するよりも質問に答える方が多くなってしまっているのであれば、変わらなければいけない。今の生活、今の環境は、自分が成長するには厳しい。
年齢なんて関係ないし、社会的立場も、世間体なんかも全く関係ない。成長して自分の市場価値を上げていくためには、質問することが不可欠だ。
無駄なプライドなんてすぐに捨ててしまえ。それでもなお質問することがないのであれば、そこはもう自分がいるべき環境じゃない。全てを知り尽くした安全な場所から一歩を踏み出し、勇気を出して新しい環境に飛び込んでいけ。
まとめ
住み慣れた環境にいるのは、心地良いのかもしれない。しかし、そうして安全な環境の中で成長できることはない。
新しい環境に飛び込んでいくべきだ。何も知らない環境に入れば、また新しい知識を学び、新しい経験を積むことが出来る。そして、自分の視野は広がり、より広い視野を手に入れることが出来る。
それこそが成長だ。
一歩を踏み出そう。
勇気を出して、自分の知らない環境に飛び込んでいけ。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。