勉強する人はかっこいい

「ガリ勉」とか、「陰キャ」とか、「ノリが悪い」とか、そんな言葉のせいで勉強するのがカッコ悪いと感じてしまっている学生も多いのではないだろうか。勉強している姿を隠している学生がいるかもしれない。
830が宣言しよう。一生懸命勉強している人はかっこいい。努力している人ほど輝いている人などいない。

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相手にどう思われるか

相手にどう思われているかを心配しない

あなたが相手にどう思われているかを心配しているときは、多分相手もあなたにどう思われているかを心配している。
（中略）
さらに悪いことに、自分のことを他人がどう思っているかを不当に重視すると、自分を他人よりも人間的に劣っていると思い込んでしまうようになる。

高校生の時は、勉強することが恥ずかしいと思うことがあるかもしれない。「ガリ勉」と揶揄されるかもしれないし、「あれだけ勉強してこれだけしかできないのか」と馬鹿にされるかもしれない。
830もそんな風に感じていたことがあった。
「野球部は朝から晩まで練習したら『凄いなー』『かっこいいなー』って言われるのに、朝から晩まで勉強してたら『ガリ勉』『陰キャ』って言われるんだ。」と勘違いしていた。
だから、多くの人は「勉強してる」なんて大げさに言わないし、「どれくらい勉強してるの？」って聞かれても大概は少なめに答えることだろう。

そんな時にある先輩が、「俺は真面目に勉強してることがかっこいいことだって分かってるから、どれだけ勉強したか聞かれたら正直に答える。」って言っていたのを印象的に覚えています。
自分の中で自然に作り上げられていた常識が崩れ去った瞬間でした。「真面目に勉強してることがかっこいいことだ」という発想がそれまでの830にはなかった。
だからそれまでは、みんながいる学校ではいつもふざけて、勉強は家に帰った一人の時にやっていたし、「勉強なんてしてないよ」って言っていた。ちょっとしか勉強してないのに、成績がいいことがかっこいいと思っていた。
しかし先輩からそう言われてから勉強の取り組み方は大きく変わった。
これまで以上にたくさん勉強するようになったし、勉強する姿を周りに見せるようになった。たくさん勉強した上できちんと成績を残すことがかっこいいと思うようになった。少しでも勉強する姿を見せて、勉強することがカッコ悪いことじゃないってことをみんなに伝えたいと思うようになった。どんなに小さな宿題もしっかり提出するようにしたし、どれだけ小さなテストに対しても本気で取り組むようになった。

周りにどう見られるか、「ガリ勉」とか、「ノリ悪い」とか言われることに恐れて、勉強しないというのは何一つカッコいいところなんてない。自分にとって勉強が必要だと思えば周りの目なんて気にせずに勉強するべきだ。考え方ひとつで人の行動は大きく変わる。

勉強に励む学生に830が伝えたいことはただ一つ。
「一つのことに全力を尽くせる人が一番かっこいい」

まとめ

周りにどう思われるかなんて気にせずに、自分のやるべきことだけに目を向けてください。自分が必要だと思ったことに全力を尽くしてください。きっとその経験は知識以上に価値のあることだし、あなたを人として成長させてくれるから。

もしあなたの成績がいいのであれば、きっとあなたはたくさん勉強してきたはずだ。たくさん努力してきたはずだ。
だからこそ、恥ずかしがらずに勉強する姿をたくさんの人に見せてください。努力しないと何も得られないということを多くの人に示してください。そして、「努力することはかっこいいことだ」ということを行動で示してください。
そうやってあなたが周りのみんなを引っ張っていく存在になったとすれば、あなたの勉強は自分のためだけのものではなくなる。みんなを鼓舞するためにあなたは勉強することになる。自分のためだけじゃなくて、みんなのために勉強してください。あなたが勉強をサボればみんなの成績が下がる。あなたが頑張ればみんなの成績が上がる。「受験はクラスのチーム戦だ」、830はそう思っていました。あなたがクラスの中でも成績がいい存在なのであれば、クラスのみんなが勉強しやすい環境を作っていくことさえもあなたの役割の一つになっていることに気づいてください。

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