今回からは「ゼロ」という一冊を紹介させて頂きます。ホリエモンが出所してから最初に書いた一冊。
ホリエモンの弱みから仕事に対する考え方まで、赤裸々に書かれた一冊です。
普段は語られないホリエモンの生い立ちやコンプレックスについても書かれており、非常に参考になる一冊です。
是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
- 働いていればひとりにならずにすむ
- まとめ
働いていればひとりにならずにすむ
思えば僕は、ずっと前から知っていた。
働いていれば、ひとりにならずにすむ。
働いていれば、誰かとつながり、社会とつながることができる。
そして働いていれば、自分が生きていることを実感し、人としての尊厳を取り戻すことができるのだと。
だからこそ、僕の願いは「働きたい」だったのだ。
あなたは何のために働いているだろうか。
生活のため、お金のため、ブランドのため、社会貢献、やりがい。いろんな考え方があるだろう。
ホリエモンが働く一つの理由は「人との繋がり」だという。
働いてお金をもらうことで自分の存在意義を感じることができる。尊厳を取り戻すことができる。それが働く理由なのだという。
だから、社長としてお金持ちになろうと、資産が増えようとずっと働いていたいとホリエモンは言う。
最近はFIREという早期退職が注目を集めているが、ホリエモンには全く理解できない考え方だろう。
働くためには誰かと協力することになる。働くことを通して誰かと一緒にいることができる。誰かといることが大好きなホリエモンは働くことで人と時間を共有している。
最近は在宅ワークやリモートワークが広まっているが、どんどん仕事を介した人の繋がりが薄れているように感じる。会社で何年も働いて、人間関係にうんざりした人たちは願ったり叶ったりなのかもしれないが、そういう人たちばかりではない。
今年新卒入社した830の周りには寂しさを感じている人も少なくない。直接会ったことのない人に質問をして怒られる。仕事や将来の悩みを相談する人もいない。入社を機に初めて上京した人は、友達も知り合いもいない環境で家の中に閉じ込められる。新しい環境で新しい出会いを、新しいコミュニティを求める人だっているにも関わらず、リモートワークを強要されて毎日ひとりでパソコンと向き合う日々。そして、人との繋がりを求めて出会い系サイトを使えば、「ネットで繋がるなんて怖い」「最近の若者は理解できない」と、そんな環境に追い込んだ中年たちが口を揃えて批判する。
それが本当に正しい姿なのだろうか。テクノロジーが実現したかった社会はこんな世の中なのだろうか。
働く意義は人との繋がりにもあるのではないだろうか。
流行に流され、自分の頭では何も考えずに、在宅ワークやリモートワークを迎合するのではなくて、それらのメリット・デメリットにしっかりと目を向けて、本当の意味での働きやすさというものを考えてもらいたい。
人との繋がりを改めて見直してみてはどうだろうか。
まとめ
働くことで人との繋がりを感じることができる。
在宅ワークやリモートワークが反強制される今の社会の雰囲気だからこそ、仕事のそういった性質について考えさせられる。
あなたは会社にリモートワークを強要されてはいないだろうか。リモートワークに本当の意味で価値を見いだせているだろうか。ただただ固定費カットのために会社が推奨するリモートワークを自分の頭で考えることもなく迎合しているだけではないだろうか。
あなたは何のために働くのか、そして、そのためにリモートワークは本当に正しい手段なのか。
ぜひ今一度考え直してみてはどうだろうか。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。