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学習性無力感

目次
  • サーカスの象
  • まとめ

サーカスの象

私はサーカスの舞台裏を尋ねるという、めったにできない素晴らしい経験をすることができた。(中略)象の前を通り過ぎたとき、私は何かがおかしいと思って立ち止まった。あんなに大きな動物なのに、前足にロープが結んであるだけなのである。鎖にもつながれていないし、檻もない。その気になればすぐに逃げだせるはずなのに、象はそうしない。私はそばにいた調教師に、なぜこの巨大で美しい動物は、ただじっと突っ立っているだけで逃げようとしないのかきいてみた。「ああ、それはね」と彼は言った。「こいつらが子どものときから同じロープで縛ってるんですよ。まだ小さいからロープだけで十分なんですね。だから大きくなってからも、ロープがあれば逃げられないと思い込んでいるってわけです。小さいころからの習慣づけですね。逃げられないと思っているから、絶対逃げようとしないんです」。私は感心した。象はその気になればいつでも逃げることができるのに、逃げられないと思い込んでいるために、ずっとその場にとどまっている。

学習性無力感という言葉をご存じだろうか。この象もその一つである。このブログではもうひとつ金魚の例を紹介したことがある。

金魚鉢の真ん中に透明のアクリル板を入れる。中を泳ぐ金魚たちは反対側に行こうとするが、透明なアクリル板に阻まれる。そうやって何度も何度もアクリル板にぶつかりながら、反対側には行けないんだということを学ぶ。すると、アクリル板を取り払ってからも金魚たちは反対側には行こうとしなくなると言います。
これが学習性無力感である。

あなたは学習性無力感に捕らわれてはいないだろうか。挑戦もせずに、どうせ無理だと諦めてしまってはいないだろうか。

金魚の例で一番興味深いのはこの続きだ。
「反対側には行けない」という金魚の考え方を打ち破る方法が一つある。その方法とは、何も知らない新しい金魚を入れるというものだ。何も知らない新しい金魚は当然のように反対側に泳いでいく。金魚鉢の中を自由自在に泳ぐ新しい金魚を見て、学習性無力感に捕らわれていた金魚たちも自由に泳ぎ始めるのです。

あなたの周りに学習性無力感に捕らわれた人がいないだろうか。そんな人たちの意見を聞いていたら、あなたも学習性無力感に捕らわれてしまう。
みんなに冷ややかな目で見られたっていい、バカにされて笑われたっていい。
自分の人生を自由に謳歌するために、何も知らない金魚であれ。

まとめ

二つの生き方がある。
周りの人の意見を聞いて、自分の可能性を低く見積もり、狭い世界で生きながら、学習性無力感にひれ伏していく。
周りの人に変な奴だと敬遠されながらも、自分の可能性を信じ、広い世界を自由自在に飛び回って、周りの人を学習性無力感から解放する。
あなたはどちらの生き方を選択するだろうか。

あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。

たくさんの支援者の方々のおかげで2月のクラウドファンディングを成功裏に終えることができました。
本当にありがとうございました