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830の社会人生活_34_誰かを大切にするということは誰かを疎かにするということと表裏一体である

今回は仕事の中でのクライアントとの関わり方について書いてみようかと思います。
ご意見頂けますと幸いです。
それではいきましょう。

目次
  • クライアントとの関わり方の現状
  • クライアントとの関わり方のあるべき姿
  • まとめ

クライアントとの関わり方の現状

仕事をしていて違和感を感じたことがあります。
それがクライアントとの関わり方です。

どこの会社も同じなのだろうと思うのですが、毎日とても忙しい。そんな中でもたくさんの新たなクライアントから声がかかる。クライアントは会社にお願いしたい悩み事があって声をかけてくださる。その悩みを解決するのが会社の仕事であって、クライアントである以上丁寧に対応するのは当然だ。だから、ただでさえ忙しいのにまた新たな案件を受注する。

しかし、その案件がなくても忙しかったのに、その案件が入ればもっと忙しくなる。すると、これまでの業務が回らなくなる。社内の会議があるというのに、クライアントとの打ち合わせだからと遅刻したり欠席する人が現れる。もともと設定されていた会議なのに、「クライアントとの打ち合わせだから」と当然のように欠席する。クライアントとの打ち合わせは立派な欠席理由になると思っているだろう。
偉い人が違う案件の打ち合わせだからと、会議に欠席するような状態で社員の士気が高まるはずがない。自分たちよりも他の人を優先するような人に、誰がついていこうと思うのだろうか。

さらに、そうやってたくさん案件を取ってきたとしても、社内にはそれをハンドリングするだけのリソースはない。だから、一つ一つの案件にかけられるリソースが限られるようになって、質の低いアウトプットになっていく。
これが本当にクライアントを大切にするということになるのだろうか。

負の連鎖の結末には、会社の信用喪失という未来しか830には見えていない。