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830の社会人生活_37_保守派と革新派

会社で働いていると50近い年齢の人たちと働くことが増えました。
そんな中で感じるところを書いてみようかなと思います。
是非ご意見頂けると嬉しいです。

目次
  • 保守派と革新派
  • まとめ

保守派と革新派

年齢を重ねるとたくさんの経験をします。だから、物事を考える時にはたくさんのリスクが見えてくる。様々な年齢の人と話をしていると、年齢を重ねるほど保守的になっていくのだなと感じさせられます。
若ければ何のリスクも見えません。だからこそアグレッシブな考え方をすることができる。現実からは非線形的な夢を見ることができる。

若い社員は革新的で、経験豊富な社員は保守的になる。
どちらがいいという話ではなくて、そんな傾向があるのではないかと思う。
しかし、会社を動かす役員の中に20代の社員なんていない。50を超えた人たちだけであらゆる意思決定がされる。だから、大企業はあらゆる意思決定に保守的になり、機動性が落ちていくのではないだろうか。

当然、一つの失敗が会社を危機的な状況に陥らせることもあるかもしれない。そういった意思決定はとことん保守的に行うべきだろう。しかし、そうでない意思決定だってあるのではないか。とにかくスピード感をもってやらなければならい意思決定が。
何千億円、何兆円と売り上げをあげる企業が、たった数千万円、数億円のリスクのために時間をかけ過ぎているのではないかと830は思う。蓋然性の極めて低いリスクにどこまで時間をかけるのだろうか。そうやって議論を交わしている間に、意思決定の価値自体が逓減してしまっているかもしれない。

保守的がいけないと言っているわけではない。
物事を考える時はどんな時も様々な視点が重要である。しかし、年配の社員だけで議論を交わしていては保守的に傾倒してしまうのではないかと感じる。保守的な視点、革新的な視点、双方があって初めて適切な判断を、適切なスピード感をもって行うことができるのではないだろうか。

そういった人たちがどんな視点で物事を見ているかは分からない。
若者の戯言でしかない。
しかし、そんな風に感じさせられる今日この頃である。