2021年11月に「830合同会社」を設立しました。決算が6月末となっているので、法人税の申告方法の勉強をしないといけません。
そんな中で、読んでいた2冊の書籍を紹介させて頂きます。税金の勉強、節税対策に参考になる書籍なので、是非手に取って見てください。
- 「貧乏はお金持ち」橘玲
- 「日本人というリスク」橘玲
- まとめ
「貧乏はお金持ち」橘玲
こちらはマイクロ法人を用いた節税対策について書かれた一冊です。
会社の設立方法から、具体的な資金繰りの考え方まで、非常に具体的に記載してくれています。
サザエさんを例にして、マスオさんがマイクロ法人「サラリーマン法人フグタ」を設立した場合、どのような経費計上によって、どれだけの節税効果が生まれるのかを分かりやすく説明してくれています。
この一冊を参考に経理の考え方を掴んだのち、実践の中で身につけていってみてはどうでしょうか?
「日本人というリスク」橘玲
こちらはファイナンシャルリテラシーの低い日本人を嘆くと共に、その問題を少しでも改善していくために書かれた一冊です。特に金融資産だけではなく、自らの人的資産についても説明されている部分は非常に興味深いです。
金融資産の大部分を貯蓄に回し、利益率の低いポートフォリオを組んでしまっている日本人。新築の持ち家購入によって債務超過に陥ってしまっている日本人。終身雇用の前提で大企業に人的資産を集中投下してしまっている日本人。
橘さんは一つのカゴに全ての卵を入れてしまっている日本人の現状を危惧されています。そして、それが日本の経済停滞の根本的な要因である。日本人は経済停滞に対して日本政府を批判する一方で、自分たちが経済停滞の一番の原因になっていることを全く理解できていないのです。
2013年、東日本大震災後に書かれた本書は、自然災害の中で困窮する日本人を少しでも救いたいという橘さんの思いのこもった一冊になっています。日本人のファイナンシャルリテラシーの底上げを図り、日本経済の発展に寄与したいという橘さんの思いの下、是非貴重な勉強の時間として頂ければ幸いです。
まとめ
橘さんは資産運用などに関するたくさんの書籍を執筆されており、デビュー作となる「マネーロンダリング」や、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」などで人気の作家さんです。ぜひファイナンシャルリテラシーの参考にしてみてはいかがでしょうか。
ファイナンシャルリテラシーの知識は長く私たちを助けてくれる最も実用的なスキルの一つです。