CR-SISの1回目の授業は学長である米倉先生によるソーシャル・イノベーションに関する説明でした。
CR-SISは全国6会場で開催されており、今回は830が所属している名古屋校での授業ということで、日帰りで名古屋まで足を運んで受講してきました。
米倉先生は2時間ぶっ通しで話し続けられておられてエネルギーを感じました笑。
ソーシャル・イノベーションは儲かる。
米倉先生のプレゼンの趣旨はここにつきます。
世界には様々な社会問題がある。それを解決することができれば儲かるに決まっている。重大な問題のない価格競争の市場で闘うよりもずっと儲かる。社会問題を解決しながら儲かるのであれば、これが一番。
ただその利益を一企業が独り占めしてしまっていては格差を生むだけ。なのでその利益を再分配しながら次の社会問題に繋げ、困窮者を一人でも減らしていくべき。そういった観点から、ボーダーレス・ジャパンの取り組みは非常に興味深い。そして資金を集めていくためにも、適切な再分配を行いながらも株式配当も行っていく必要があるだろう。
講義の中では様々興味深いお話がありましたが、いくつか紹介させて頂きます。
社会貢献が目当てだろうが、お金が目当てだろうが、社会問題を解決できるのであればそれでいい。ここにいる人はきれいな心を持ち過ぎている。お金という人間の欲望を無碍にすることがソーシャル・ビジネスの本質ではない。ソーシャル・ビジネスは社会問題を解決した上で確かな利益を上げることができる。
- The doing of the new things
- The doing the things that are already being done in a new way
イノベーションとは、新しいことをするか、既存のことを新しい方法でやるかのどちらかである。AppleはiPhoneを開発し、FedExはハブ&スポーク方式を採用して物流を変えた。
ユニクロの凄さは、機能性がないと思われていた商品に機能性を追加したことに尽きる。
CR-SISは5/E~10/Eの半年間のスクールとなっています。6/Eまではインプット、7/Bからはアウトプットに主眼が置かれているそうです。ただの勉強で終わることなく、具体的に何かを得て、事業をスタートできるように励んでいきたいと思います。
市場の中で競争に勝つためにビジネスをするのではなく、市場を大きくするために競争を活発化するためにビジネスをするべきだ。市場を大きくすることができれば、自分だけではなく全員で勝つことができる。