先日CR-SISの2回目の講義にて、SDGsの本質というテーマでお話を伺いました。
今回の講義でも一番大切なこととして挙げられていたのは、「SDGsで稼ぐ」ということでした。
資本主義経済の中で持続可能な開発を実現していくためには、継続的なビジネスとしてお金を稼いでいくことが必要不可欠です。
善意や寄付に基づくCSRのようなモデルは決して持続しないのです。
3年やって辞めるんだったら、最初からやらない方がマシ
自立的に稼げる継続的なモデルを築けないのならば、どれだけきれいごとを並べて活動したとしても、SDGsウォッシュでしかない。
その通りだなと考えさせられるお話ばかりでした。
講師を務めてくださった西口尚宏(一般社団法人Japan Innovation Network代表理事)は、数多くの企業のSDGsへの取り組み事例を見る中で、成功する企業と失敗する企業の違いを以下のように説明してくださいました。
- 自発的
- やる気のあるメンバー
- 徹底的な理解
- 継続的な対話
- 経営本流との接続
- 周りを巻き込む
- 外圧的
- やる気のないメンバー
- 表層的な理解
- 言いっぱなしの発言
- 経営本流と無関係
- 一部の部署だけの活動
参加しているメンバーと勤めている会社がどうかディスカッションする時間がありましたが、どこの企業も失敗する企業に近いというのが現状なのだと再確認しました。「社会の潮流がSDGsに向いているからやらざるを得ない」「CSR部がSDGsに対して打ち出す施策を模索している」「SDGsについて表層的な理解しかない」など。
日本はいつまでも世界に後れを取っている、、、
830が一番大切だなと思ったのは、「やる気のあるメンバー」です。SDGsに限らず、どんな事業をするにせよ、どんなグループワークをするにせよ、「やる気のないメンバー」の負の影響は圧倒的です。どれだけ負のメンバーを排除して、チームの掲げる目標に対して「やる気のあるメンバー」を揃えられるかが何よりも重要です。
ワクワクするビジョンを掲げ、そのビジョンに共感してくれるやる気のあるメンバーを探していく。
やる気のあるメンバーを集めるためには、何よりも「明確なビジョンを掲げること」が重要です。