今回は「仕事2.0」を紹介させて頂こうと思います。
人生100年時代になって、年金問題や貯金2000万円問題など、不安に駆られる人も多いのではないでしょうか。大企業すら終身雇用ではなくなっていく。40代からのリストラ問題。副業をするべきなのかどうなのか。是非この本を読んで、視野を広げて頂ければと思います。
「出世」「給料」が本当に大切ですか。これから大切にしないといけないのは、3つの「無形資産」。是非ご一読頂けますと幸いです。
目次
- 概要
- 第1章 人生100年時代の実態
- 第2章 日本型終身雇用の終わり
- 第3章 働き方改革の真実
- 第4章 人生100年時代に求められる働き方
- 第5章 人生100年時代に求められる大人の学び
- まとめ
概要
この書籍は5章立てになっています。第1章では人生100年時代の実態、第2章では日本型終身雇用の終わり、第3章では働き方改革の真実、第4章では人生100年時代に求められる働き方、第5章では人生100年自体に求められる大人の学びにについて紹介されていきます。まず現状を知り、そしてどう行動していかないといけないのか、この一冊を通して一度立ち止まって考え直してみましょう。
第1章 人生100年時代の実態
現在の日本の平均年齢は84歳と世界でもトップを誇っています。平均寿命とは死亡率が変わらないと仮定した時に今年生まれた子供が何歳まで生きる事ができるかを表しています。飛躍的な技術進歩が続く昨今、技術の進歩を加味すればすでに人生100年時代は到来しているかもしれないと830は考えています。そんな中で注目したいのは、健康寿命というものです。肉体的・精神的にも健康である期間を示す健康寿命というものも75歳まで伸びてきており、定年を過ぎてもまだまだ働きたいと思う人も増えている。しかし、長く働くためには何が必要なのかしっかりと考えないといけない。働くための知識やスキルはもちろんのこと、コミュニティや当然ながら健康な身体、さらには新しいものへの対応能力など、様々なものが必要になってきます。これらが無形資産であり、これからの時代私たちが蓄えないといけないのは、お金ではなく、無形資産なのです。
これらを手にするために、一つの会社で働き続ける事が最適ではないと本書の中では綴られています。たくさんの経験を積んで、幅広い世界を見ておくことが重要であると。会社自体を取ってみても、変化の激しい経済において会社の寿命はどんどん短くなっており、あなたが働き続ける50年間をトップを走り続けられるような会社は今後現れないかもしれません。これまでの企業の栄枯盛衰を鑑みても、勝ち馬に乗るという考え方は時代遅れかもしれません。変化の激しい世界の中で自分がどう生き残っていくのか。今を生きるためにお金を稼ぐのではなく、長い人生を幸せに生き抜いていくために無形資産というものに向き合ってみてはいかがでしょうか。次回、考察の記事で詳しく説明したいと思います。
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